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2020年01月25日

正しい塾の選び方

こんにちは。
中学受験・高校受験・大学受験・個別指導・小論文対策なら興塾びっくりマークです。

県内の中学受験が終わり、今度は、2月に、中3生の私立高校受験、公立中学の学年末テスト、さらに、高3生の大学受験(一般受験)、3月初めには、私立中学や高校の学年末テスト、中3生の県立高校受験と、入試、テストが続きます。

興塾には、様々な公立、私立の中学生、高校生がいますので、とっても大忙しです。

毎日、自習室や教室に来る受験生もいますし、公立の中1、中2生は、学年末テストが迫っているので、補習をしたり、2月に入ったら、毎日、塾に来るよう指導したりと、心と身体はフル回転しています。

(そんな状況を分かってくれている父兄の中には、中学受験の合格のお礼として、栄養ドリンクを持ってきてくれた人もいます。)

私達も、この時期、忙しいのですが、保護者の方も、この時期になると、塾選びを考えている人も多いと思います。興塾でも、入塾の問い合わせや、飛び込みで来る方なども増えています。

教育熱心な親ほど、いろいろ考えると思います。塾を、単なる一時預かりと考え、何もしないよりマシだろうという程度なら、チラシを見て決めたり、大手なら名前があるから大丈夫だろうという希望的、楽観的な思い込みで、本音は塾を探すのが面倒だという想いをごまかしつつ、塾を選ぶ親もいると思います。

小中学生で一番大切なのは、しつけ、心の想い方の教育なのですが、本当に分かって、それを意識して実践している塾はありません。この点については、別の機会にお話したいと思っています。

この事以外で、保護者の方が思うことは、学力、成績を伸ばしてくれるのか、志望校に合格させてもらえるか、という一点に尽きると思います。

毎日、塾に来て、個別で授業を受ければ、必ず、成績を上げることはできますが、それでも、全員が一番になるわけにはいかないので、どこかで、現状維持になります。

みなさんは、例えば、富士高に何名合格したかと言われると、自分の子供も含めて、何か、学力が向上する、成績を伸ばしてくれるのではないか、教え方が上手なのではないか、と勘違いします。

富士高に入れそうもなかった生徒が、塾に入って、富士高に合格したなら見事です。そうではなく、もともと富士高に合格できる力のある生徒が合格しても、その生徒がどのくらい伸びたかは、合格者数の数字の中には出てきません。さらに、そもそも合格者数があいまいなのです。

毎年、そうなのですが、大手予備校や、コンビニのチェーン店のような塾や、宣伝をたくさんして、チラシを何回も入れる塾では、ほとんどが、ちょっとでもその塾に在籍していたり、ひどい場合は、そこの塾の授業を1回も受けていなくて、模試を受けただけで、その塾の合格者として数えています

これは、本当の話です。

例えば、去年は、星陵中に合格した2人の生徒が、Kゼミの模試を受けました。この子達は、小5から、ずっと興塾で勉強していました。Kゼミの授業など、1回も受けたことがありません。案の定、合格発表後、すぐにKゼミから電話があったそうです。

何の為に電話をするのでしょうか。

1回か2回、模試を受けただけで、名前も顔も、ろくに覚えていない子供の家に、おめでとうございます、と電話をするはずもありませんから、合格か不合格か聞いて、自分の塾の合格者数にカウントするのでしょうか。もし、落ちていたら、どうするのでしょうか。

このような行為に、何の誇りがありますか。

興塾でも、昨年、小6の冬期講習だけ興塾に来て、本当に面倒をみた生徒がいました。

こちらとしては、合否は心配なのですが、何の連絡もないので、こちらからは電話をしませんでした。ただ、礼儀のない親だな、と思っただけです。その後、星陵中に進学した興塾の子供から、その子が合格して、星陵中で勉強していることを聞きました。

先程のKゼミの話は、子どもの保護者の方から、「塾長、塾長の言った通り、Kゼミから電話がありました。」と、直接聞いたことです。今年も、似たようなことがありました。

私の話は、全部、直接、わかったことで、事実です。ですから、合格者何名と、仰々しく宣伝している塾は、注意すべきです。子供の為に何とかしよう、という気持ちより、営利目的が先に出ています。

それと、危ないのが「合格体験記」です。チラシのほんの小さな場所に、数行で書かれている「合格体験記」を、まともに取らない方がいいです。

子供が、数行の「合格体験記」を、書くはずがありません。もし、本当に、子供が書いたとしても、要約するか、編集するか、書きかえるかしています。

もっと酷いのは、子供が、何も書いていないのに、塾が、勝手に文章をつくっている場合です。私は、他の塾から移ってきた生徒本人や、保護者の方から、直接、聞いています。その塾をやめたのに、体験記をのせている場合もあります。

大人として、人として、恥を知らない人達が多すぎます。そのような人間が、子供達に、ウソをつくなと教えるのでしょうか。気が遠くなります。

このように、合格者数、合格体験記は、全て、本当とは限らない、ということを知って下さい。

尚、興塾では、小6の子供達と保護者の方に、体験記とアンケートをお願いしています。ほとんどの方が書いてくれて、それを、ウソのないように、名前は出せませんが、全文を、そのまま、ご了承の上、掲載させてもらっています。

これを始めたのは、そんなに古いことではありません。そのきっかけは、先程、書いたように、子供の体験記を、偽造までしている塾がある、ということを知ったことです。

私は、少しでも興塾の雰囲気、やり方を知ってもらって、こんな塾もあるんだということを、知ってもらいたいと思いました。そして、ウソのないことも。

それから、その塾を判断する1つの方法として、無料体験があります。これは、教室の雰囲気や授業のやり方、通っている塾の子供達の雰囲気が、多少分かるので、やらないより、やった方がいいと思います。

それと、面倒見がいい塾がいいのですが、その判断は、塾のない日でも、いつでも自習室や空いている教室が使えて、宿題なども含めて、講師が教えてくれるかテスト対策として、補習を状況に合わせて、臨機応変に考えているか宿題を、子供の勉強のペースがつくれるよう、その都度、プリントをつくって出すか、特に、中学生の場合、1冊のテキストを渡して、それらを宿題にするところはダメです。

保護者面談を、定期的にやっているか入試の面接の練習や、小論の対策までみてくれるか、が判断の目安になります。しかも、これらはオプションではなく、最初から決められた月謝の中で、ある意味、無料で、これらのことをやってくれることです。

その学校の中間、期末テストや入試の過去問がないところや、少ないところもやめた方がいいです。何故なら、その学校のことについて、関心がない、知らない、詳しくない、必要がないから、過去問がないのです。

お子様にとって必要な学校のことについて、ほとんど、本当の、生の情報がない、ということになります。

また、進路指導についても、例えば、○○中学がいい、○○高校がいいと言っても、そこの学校の生徒や保護者の方を知らなければ、生の情報をもっていないということですので、本当の進路指導は出来ないと思います。

一般的な塾の講師なら、誰でも知っていることを、ただ、述べているだけでは、進路指導にはなりません。ですから、20代、30代くらいの若い子達は、経験も知識も乏しいのですが(それは当然と言えば当然なのですが)、よく知っている“フリ”をしたり、マニュアル通り、月謝を増やすために営業目的を隠しながら、親切ごかしで親の不安をあおって、進路指導をすることも、電話の勧誘のようなものです。

子供の性格、クセや心の想い方、能力、親の考え方等、全てを考えて、子供達に、的確な言葉を使って指導しなければなりません。

まず、教える側の、親も含めて、大人の日々の努力と精進が大切だと思います大人が、子供を育てるのです。

偽善ではなく、自分が何を本当に思ったのか、自分で自分の心を見つめ直すことが、とても重要です。想念は、ものをつくります。

皆さん、子供の為にがんばりましょう。今しかないのです。


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