2020年11月28日
星陵中学公開模試と冬期講習
こんにちは。
中学受験・高校受験・大学受験・個別指導・小論文対策なら興塾
です。
もうすぐ12月、師走になります。受験生にとっては、正念場を迎えます。他の学年も含めて、冬期講習もあり、塾にとっても1年で最も大切な時期です。
ところで、先日、11月23日(月)の勤労感謝の日に興塾の星陵中学受験対策公開模試(ぴったりテスト)が星陵中学において開催されました。来年1月9日県内私立中学受験に向けて、多くの小学6年生が集って、切磋琢磨していました。


結果が気になるであろう、子供や保護者の方の気持ちを考え、すばやく答案を採点し、できるだけ早く結果を伝えるべく、郵送しました。
普通、模試をやると合格可能性を判定しますが、興塾では、あえてしませんでした。合格判定をすると、何となく、かっこよくて、模試の、はく付けにはなりますが、本来の目的ではないからです。特に、静岡県内の中学入試の場合、合格する割合が高いことや、模試の受験者数が多くないので(母体が小さい)、表にあらわれた模試の結果だけで、この時期、合否は分からないからです。
県内の中学受験のレベルでは、受験勉強の期間が短い子供もいて、そのような子供達は、のびしろが大きいので、残り、1ヶ月以上もあれば、逆転は難しくないからです。ただ、その為には、12月と、特に冬期講習が重要になってきます。
冬期講習が終わればすぐ受験なので、感覚がズレないよう、志望校の過去問を、できるだけ多く解くべきです。市販の過去問はせいぜい4~5年分しか入っていませんが、それでは足りません。だからと言って、塾のテキストや市販の問題集に手を出すべきではありません。
塾のテキストや市販の問題集は、汎用的につくられており、志望校の傾向とは、一致しないからです。もっと時間のある時や、小4・小5ならばいいのですが、小6のこの時期にやるものではありません。
私も、星陵中学の模試の為に予想問題を作りましたが、過去問を超えるものはできません。ですから、入試直前の冬期講習では、過去問対策ではなく、過去問を、1年でも多くやるべきです。
出題形式や出題傾向が、私立の場合、明らかに違いますし、去年と比べて、ガラっと全く違う傾向の出題はしません。そんなことをしたら、次の年、受験生が不安になり、学力の到達点が分からず、受験者数が減るからです。
雙葉中学等は、30年間、出題数もレベルも、少しずつの変化はありますが、大きくみると、そんなに変わっていません。私は、これで良いと思います。入試問題を難しくしても、学校の気持ちは分かりますが、受験生である子供達が、解けません。ほとんどの子供達が解けないので、合否には影響しません。
ですから、冬期講習は、志望校の過去問を、たくさんやる塾を選んだ方がいいと思います。そもそも過去問が少ないということは、それだけ、経験や実績が浅い、ということです。
小6については、冬期講習で1つのまとまった形になるので、冬期講習だけ受けても良いです。ただ、他の学年や、公立の中学生や高校生の場合、普段、その塾に通っていないで、冬期講習や、その他の季節講習だけ受けても、学力は上がりません。
多くの塾のチラシや広告をみると、何か、飛躍的に学力が伸びるような錯覚を起こしますが、本当に錯覚です。まして、短い冬期講習だけで、学力が伸びるわけがありません。
冬期講習以前からの連続の中に、冬期講習があります。例えば、公立中学の1年生、2年生は、来年1月13日に学力調査テストがあるので、冬期講習では、学調の過去問対策をやる塾が多いと思います。
過去問対策として、冬期講習の中でできるのは、時間的に、学調の最近の過去問をせいぜい5科目を2~3年分しか、やれません。過去問を2~3年分やっても、出題形式には慣れるかもしれませんが、今まで学習した知識を補うことはできません。穴だらけです。
知識を補う為の授業をやってとしても、夏期講習ならともかく、冬期講習の時間の中では、大ざっぱにならざるを得ないと思います。それと、子供達が知識を覚えるのは、問題を解いて、まちがった問題の中で覚える方が定着します。
一般的な授業では、その時は、分かった気がしますが、すぐに忘れます。初めて学習する単元は、最初に知識を教える為の授業をしなくてはなりませんが、学調のような復習の場合は、少なくても10年分以上の過去問を解いて、その中で知識の穴をなくして、覚える方がいいです。
興塾では、中1・中2の学調対策として、分野別の過去問を、もう、やっています。
以上のように、小6を除いて、冬期講習だけを受けても、あまり意味がありません。それより、冬期講習を機に、塾を変える方がいいと思います。
新学年になる3月、4月に塾を考えたり、塾を変える場合が多いのですが、小4・小5なら、それでもいいと思いますが、公立の中1・中2の場合は、もっと早く切り替えた方が、子供にとって良いと思います。
塾では、定期テストが終わった直後から、次のテストの為の勉強が始まっていますし、その塾のやり方や、勉強に対する感覚に慣れて、やった勉強が結果にあらわれるまで時間がかかるからです。特に、成績がふるわない生徒ほど穴が多く、時間がかかります。
親は、放置せず、早めに手を打つべきです。特に中2は、もうすぐ中3になり、内申的にも重要な学年ですので、来年の3月などと言わないで、冬期講習を機にでも、塾を変えるなら変えるべきです。
(現在の塾のままでいいなら、それに越したことはありません。)
尚、私立中学の生徒の場合は高校入試がないので、公立中学の生徒とは、また事情が違ってきます。興塾の中学生は、公立と私立の生徒が、ほぼ半々なので、いろいろな違いがよく分かります。
ちょっと長くなりましたが、保護者の方は、手遅れにならないよう、考えてみて下さい。
学校は、12月26日から1月4日までが冬休みですが、興塾では、12月24日から1月5日までを冬期講習期間としています。よかったら、日程を見て下さい。
最後になりましたが、星陵中学における公開模試では、星陵の下村先生、北斗先生には、大変お世話になりました。本当に有難うございました。下村先生と北斗先生もお身体に気をつけて、子供の為にがんばって下さい。
お問い合わせはお電話で
0545-62-6755

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もうすぐ12月、師走になります。受験生にとっては、正念場を迎えます。他の学年も含めて、冬期講習もあり、塾にとっても1年で最も大切な時期です。
ところで、先日、11月23日(月)の勤労感謝の日に興塾の星陵中学受験対策公開模試(ぴったりテスト)が星陵中学において開催されました。来年1月9日県内私立中学受験に向けて、多くの小学6年生が集って、切磋琢磨していました。
結果が気になるであろう、子供や保護者の方の気持ちを考え、すばやく答案を採点し、できるだけ早く結果を伝えるべく、郵送しました。
普通、模試をやると合格可能性を判定しますが、興塾では、あえてしませんでした。合格判定をすると、何となく、かっこよくて、模試の、はく付けにはなりますが、本来の目的ではないからです。特に、静岡県内の中学入試の場合、合格する割合が高いことや、模試の受験者数が多くないので(母体が小さい)、表にあらわれた模試の結果だけで、この時期、合否は分からないからです。
県内の中学受験のレベルでは、受験勉強の期間が短い子供もいて、そのような子供達は、のびしろが大きいので、残り、1ヶ月以上もあれば、逆転は難しくないからです。ただ、その為には、12月と、特に冬期講習が重要になってきます。
冬期講習が終わればすぐ受験なので、感覚がズレないよう、志望校の過去問を、できるだけ多く解くべきです。市販の過去問はせいぜい4~5年分しか入っていませんが、それでは足りません。だからと言って、塾のテキストや市販の問題集に手を出すべきではありません。
塾のテキストや市販の問題集は、汎用的につくられており、志望校の傾向とは、一致しないからです。もっと時間のある時や、小4・小5ならばいいのですが、小6のこの時期にやるものではありません。
私も、星陵中学の模試の為に予想問題を作りましたが、過去問を超えるものはできません。ですから、入試直前の冬期講習では、過去問対策ではなく、過去問を、1年でも多くやるべきです。
出題形式や出題傾向が、私立の場合、明らかに違いますし、去年と比べて、ガラっと全く違う傾向の出題はしません。そんなことをしたら、次の年、受験生が不安になり、学力の到達点が分からず、受験者数が減るからです。
雙葉中学等は、30年間、出題数もレベルも、少しずつの変化はありますが、大きくみると、そんなに変わっていません。私は、これで良いと思います。入試問題を難しくしても、学校の気持ちは分かりますが、受験生である子供達が、解けません。ほとんどの子供達が解けないので、合否には影響しません。
ですから、冬期講習は、志望校の過去問を、たくさんやる塾を選んだ方がいいと思います。そもそも過去問が少ないということは、それだけ、経験や実績が浅い、ということです。
小6については、冬期講習で1つのまとまった形になるので、冬期講習だけ受けても良いです。ただ、他の学年や、公立の中学生や高校生の場合、普段、その塾に通っていないで、冬期講習や、その他の季節講習だけ受けても、学力は上がりません。
多くの塾のチラシや広告をみると、何か、飛躍的に学力が伸びるような錯覚を起こしますが、本当に錯覚です。まして、短い冬期講習だけで、学力が伸びるわけがありません。
冬期講習以前からの連続の中に、冬期講習があります。例えば、公立中学の1年生、2年生は、来年1月13日に学力調査テストがあるので、冬期講習では、学調の過去問対策をやる塾が多いと思います。
過去問対策として、冬期講習の中でできるのは、時間的に、学調の最近の過去問をせいぜい5科目を2~3年分しか、やれません。過去問を2~3年分やっても、出題形式には慣れるかもしれませんが、今まで学習した知識を補うことはできません。穴だらけです。
知識を補う為の授業をやってとしても、夏期講習ならともかく、冬期講習の時間の中では、大ざっぱにならざるを得ないと思います。それと、子供達が知識を覚えるのは、問題を解いて、まちがった問題の中で覚える方が定着します。
一般的な授業では、その時は、分かった気がしますが、すぐに忘れます。初めて学習する単元は、最初に知識を教える為の授業をしなくてはなりませんが、学調のような復習の場合は、少なくても10年分以上の過去問を解いて、その中で知識の穴をなくして、覚える方がいいです。
興塾では、中1・中2の学調対策として、分野別の過去問を、もう、やっています。
以上のように、小6を除いて、冬期講習だけを受けても、あまり意味がありません。それより、冬期講習を機に、塾を変える方がいいと思います。
新学年になる3月、4月に塾を考えたり、塾を変える場合が多いのですが、小4・小5なら、それでもいいと思いますが、公立の中1・中2の場合は、もっと早く切り替えた方が、子供にとって良いと思います。
塾では、定期テストが終わった直後から、次のテストの為の勉強が始まっていますし、その塾のやり方や、勉強に対する感覚に慣れて、やった勉強が結果にあらわれるまで時間がかかるからです。特に、成績がふるわない生徒ほど穴が多く、時間がかかります。
親は、放置せず、早めに手を打つべきです。特に中2は、もうすぐ中3になり、内申的にも重要な学年ですので、来年の3月などと言わないで、冬期講習を機にでも、塾を変えるなら変えるべきです。
(現在の塾のままでいいなら、それに越したことはありません。)
尚、私立中学の生徒の場合は高校入試がないので、公立中学の生徒とは、また事情が違ってきます。興塾の中学生は、公立と私立の生徒が、ほぼ半々なので、いろいろな違いがよく分かります。
ちょっと長くなりましたが、保護者の方は、手遅れにならないよう、考えてみて下さい。
学校は、12月26日から1月4日までが冬休みですが、興塾では、12月24日から1月5日までを冬期講習期間としています。よかったら、日程を見て下さい。
最後になりましたが、星陵中学における公開模試では、星陵の下村先生、北斗先生には、大変お世話になりました。本当に有難うございました。下村先生と北斗先生もお身体に気をつけて、子供の為にがんばって下さい。
お問い合わせはお電話で
0545-62-6755

Posted by ケンゾー先生 at 16:00
│星陵中学校・高校