2014年03月07日
先週(3/1)の解答 H23年度星陵中学入試問題
この問題は H23年 星陵中学 の入試問題です。
速さの問題でどの中学でも毎年出題される分野です。
グラフと絡めて算数の力を試すには、よい問題です。
小学校の授業だけでは解けない問題で、受験勉強が必要です。
☆解説・解答☆
(1) ポイント 往復の平均の速さを聞いている→往復の道のりと往復の時間で速さを求める
速さ=道のり÷時間 ですが、行きと帰りの速さを出して、それを足して、2で割ってはいけません。
往復の道のり÷往復の時間 で求めます。
駅まで3㎞ですので、往復6㎞=6000mです。往復にかかった時間は80分です。
従って 分速は 6000m÷80分=75m です。
(2) ポイント 追いこし算です。 追いこし算は 2人の道のりの差÷速さの差 です。
何分後に追抜くかということで時間を聞いているので、 時間=道のり÷速さ ですが、
先にいる花子さんに正夫さんが追いつく、といことなので 道のりの差÷速さの差 になります。
そこで2人の道のりの差を考えます。
花子さんの行きの速さは、駅まで3㎞の道のりを30分で歩いているので 3000m÷30分=100m/分 です。
そして正夫さんは花子さんが家を出てから5分後に出発しているので、正夫さんが家を出た時、花子さんは100m×5分=500m先にいます。
2人の道のりの差は500mです。
もし2人の速さが同じなら500mの差は永遠に変わりませんが、正夫さんの速さの方が速いので、正夫さんは花子さんに追いつきます。
正夫さんの速さは問題文より時速9㎞なので、分速は 9000m÷60分=150m です。
正夫さんの方が花子さんより毎分50m早いので、正夫さんは1分で50mずつ距離を縮めることになります。
従って 500m÷50m=10分 で 10分後に追抜きます。
問題はここで終わりですが、正夫さんは毎分150mの速さで家を出てから10分で追いついているので、
家から 150m×10分=1500m の地点で追いついている、ということもわかります。
塾長
速さの問題でどの中学でも毎年出題される分野です。
グラフと絡めて算数の力を試すには、よい問題です。
小学校の授業だけでは解けない問題で、受験勉強が必要です。
☆解説・解答☆
(1) ポイント 往復の平均の速さを聞いている→往復の道のりと往復の時間で速さを求める
速さ=道のり÷時間 ですが、行きと帰りの速さを出して、それを足して、2で割ってはいけません。
往復の道のり÷往復の時間 で求めます。
駅まで3㎞ですので、往復6㎞=6000mです。往復にかかった時間は80分です。
従って 分速は 6000m÷80分=75m です。
(2) ポイント 追いこし算です。 追いこし算は 2人の道のりの差÷速さの差 です。
何分後に追抜くかということで時間を聞いているので、 時間=道のり÷速さ ですが、
先にいる花子さんに正夫さんが追いつく、といことなので 道のりの差÷速さの差 になります。
そこで2人の道のりの差を考えます。
花子さんの行きの速さは、駅まで3㎞の道のりを30分で歩いているので 3000m÷30分=100m/分 です。
そして正夫さんは花子さんが家を出てから5分後に出発しているので、正夫さんが家を出た時、花子さんは100m×5分=500m先にいます。
2人の道のりの差は500mです。
もし2人の速さが同じなら500mの差は永遠に変わりませんが、正夫さんの速さの方が速いので、正夫さんは花子さんに追いつきます。
正夫さんの速さは問題文より時速9㎞なので、分速は 9000m÷60分=150m です。
正夫さんの方が花子さんより毎分50m早いので、正夫さんは1分で50mずつ距離を縮めることになります。
従って 500m÷50m=10分 で 10分後に追抜きます。
問題はここで終わりですが、正夫さんは毎分150mの速さで家を出てから10分で追いついているので、
家から 150m×10分=1500m の地点で追いついている、ということもわかります。
塾長
Posted by ケンゾー先生 at 21:53
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