2017年07月09日
公立中学と私立中学の授業進度の違い②
こんにちは。興塾の講師Nです。
前回のブログでは、公立中学と私立中学における授業進度の違いを見ました。
中1の数学の教科書は全7章の学習単元で構成されていますが、公立中学では現在、第2章の中ほどを学習しているのに対し、進度が最も早い暁秀のアルファコースでは第4章までの学習を終えています。
この授業進度の速さは、間違いなく私立中学の特色の一つですが、だからと言って魅力でもあるかと言うと、少し慎重に判断する必要があるように思います。
なぜかと言うと、その私立中学の合格者全員が、この授業進度についていけるだけの力を備えている訳ではないからです。
子供の実力に不相応な学校に進学した場合、子供の能力は伸びるどころか潰れかねません。
ただし、ここで言いたいのは授業進度そのものが良いとか悪いということではなく、大事なのは子供の性格との相性です。
私立中学のクラス分けなどの対策が機能していない中で、子供の性格や能力を考えた上での保護者の選択が重要だということです。
実力不相応校に進学し、厳しい環境の中で負けず嫌いの性格が奮い、学年が進むにつれて徐々に成績を上げていくこともあります。安全校に進学し、多少勉強の手を抜いても成績上位を維持できるために向上心が薄れていき、結果、本来の資質ほど伸びないということもあります。第一志望に落ち、第二志望に進学したとしても、その学校で成績上位者になることで自信を持ち、次の受験では良い結果に恵まれるということもあります。
また、良い先生や授業との出会いなどが転機となり、飛躍的に成績が伸びるということもあり得ます。
私立中学の特色の一つである授業進度の速さは、子供の性格との相性によって、子供の学力を大きく伸ばすことができる魅力にもなり、一方で子供の伸びしろを潰しかねないリスクにもなるということです。
外見的な学校の名前にとらわれず、世間体ではなく、真摯に子供の将来を考えてみて下さい。
お問い合わせはお電話で
0545-62-6755

前回のブログでは、公立中学と私立中学における授業進度の違いを見ました。
中1の数学の教科書は全7章の学習単元で構成されていますが、公立中学では現在、第2章の中ほどを学習しているのに対し、進度が最も早い暁秀のアルファコースでは第4章までの学習を終えています。
この授業進度の速さは、間違いなく私立中学の特色の一つですが、だからと言って魅力でもあるかと言うと、少し慎重に判断する必要があるように思います。
なぜかと言うと、その私立中学の合格者全員が、この授業進度についていけるだけの力を備えている訳ではないからです。
子供の実力に不相応な学校に進学した場合、子供の能力は伸びるどころか潰れかねません。
ただし、ここで言いたいのは授業進度そのものが良いとか悪いということではなく、大事なのは子供の性格との相性です。
私立中学のクラス分けなどの対策が機能していない中で、子供の性格や能力を考えた上での保護者の選択が重要だということです。
実力不相応校に進学し、厳しい環境の中で負けず嫌いの性格が奮い、学年が進むにつれて徐々に成績を上げていくこともあります。安全校に進学し、多少勉強の手を抜いても成績上位を維持できるために向上心が薄れていき、結果、本来の資質ほど伸びないということもあります。第一志望に落ち、第二志望に進学したとしても、その学校で成績上位者になることで自信を持ち、次の受験では良い結果に恵まれるということもあります。
また、良い先生や授業との出会いなどが転機となり、飛躍的に成績が伸びるということもあり得ます。
私立中学の特色の一つである授業進度の速さは、子供の性格との相性によって、子供の学力を大きく伸ばすことができる魅力にもなり、一方で子供の伸びしろを潰しかねないリスクにもなるということです。
外見的な学校の名前にとらわれず、世間体ではなく、真摯に子供の将来を考えてみて下さい。
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Posted by ケンゾー先生 at 14:07
│中学受験・私立中学コラム