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2018年05月02日

星陵中学の入試説明会に行ってきました①

こんにちは。
中学受験、高校受験、大学受験なら興塾びっくりマーク
塾長の小林です。

先日、4月28日(土)に、星陵中学の保護者とそのお子様を対象とした1日体験・入試説明会に、私も、保護者ではありませんが、星陵の吉氷先生に声をかけて頂いたので、行ってきました。興塾の保護者の方や、子供達にも何人か会ったり、中3の授業もみて、興塾に通ってきている子供達の元気な顔もみることができました。また、帰り際には、佐野北斗先生から、わざわざ声をかけて頂きました。有難うございました。

ところで、入試説明会の内容ですが、平成30年度入試(8期生で現中1生)の状況についての話がありました。その中で、星陵中学は、1日目のみの受験(A日程)、2日目のみの受験(B日程)、両日受験(C日程)の選択ができますが、両日受験の割合が90%以上で、B日程受験が約7%とのことでした。星陵中学に入学したい子供は、両日受験が普通で、B日程で受験する場合は、以前の興塾の生徒でもありましたが、1日目は本命の他の私立中学を受験して、2日目は他の私立中学では、受験そのものが日程になく、受験できないので、一つの担保として星陵中学を受験するという場合です。

また、星陵中学では、算数・国語の2科目で受験するか、理科・社会も含めた4科目で受験するか選択できますが、4科型の割合が7割、2科型が3割とのことでした。小4、小5から受験勉強をしているお子様の場合は、4科受験が普通です。2科受験は、小6から、あるいは小6の途中から受験を決めた生徒です。興塾でも、そうです。星陵中の理科・社会は、教科書の内容が理解できていれば、小6から勉強を始めても十分間に合いますので、4科受験の方がいいと思います。

中学に入ってから、多少、理科・社会が役立つということと、入試で算数・国語で失敗しても、理科・社会で挽回できるからです。理科・社会は、算数のように大きな失敗することがないからです。ただ、算数・国語が、理科・社会に比べて、ものすごくできるというお子様の場合は、2科受験でいいと思います。

科目ごとの配点は、算数・国語が各100点、理科・社会が各50点なので、2科受験の場合は200点満点、4科受験の場合は300点満点になります。星陵中学では、どちらでも、有利、不利はないと言っていますが、具体的な点数のそろえ方については明らかにしていません。その点については、公表してもいいのではないかと思いますが、4科受験が減ることを考えているのかもしれません。

静岡県内の私立中学では、2科受験が普通で、2科と4科の選択ができる学校は少数です。2科受験と4科受験が選択できる他の私立中学の場合、点数をどうそろえるかというと、星陵中学の例でいうと、2科受験の子供(200点満点)の点数を1.5倍にして、300点満点にして点数をそろえる方法が多いです。

受験生を増やすには、2科受験の方がいいですし、生徒のある程度の全体的、総合的な学力を維持するなら、4科受験の方がいいので、学校としては選択が難しいと思います。ちなみに、東京や神奈川の県外受験では、4科型が多いです。

また、星陵中学では、平成30年度入試から、創造力型入試を導入しました。7期生までにはない入試方法です。創造力型入試は、総合問題(100点)、作文(100点)で、どちらも、時間は50分ずつです。これに、自己アピールの場としての個人面接があります。創造力型入試で受験した生徒の人数は、具体的に何名かは明らかにしませんでしたが、複数名いる、という言い方を星陵中学の先生はしていました。

創造力型入試は、普段から考えることが好きで、思考力のある子で、普通の受験勉強をしていない子供が選択するものだと思います。受験勉強をしているお子様の場合、2科か4科かは別にして、学科試験の方が確実で、保護者としても、創造力型入試を選ぶ方はいないと思います。創造力型入試の為の受験勉強もできないと思います。

先生方のお気持ちは分かりますが、勉強の努力に比例して力がつくものではなく、むしろ、中学に入ってから教えるべきもので、小6の時点で創造力型入試で良い点がとれる子は、ちょっと特殊かもしれません。また、創造力型入試の配点、採点基準が明確でないので、受験者数は増えないかもしれません。創造力型入試の受験者数を増やしたいのなら、今年の受験者数と、合否の人数と、ある程度の採点基準を明確にしたほうがいいと思います。

逆に、創造力型入試を中心にせず、ただ、いろいろなタイプの生徒が欲しい、という意図なら、今までのままでもいいと思います。ただ、創造力型入試の合格者数の枠をはっきりと決めて、採点も恣意的にならないようにした方がいいと思います。保護者の方に、いらぬ不安を与えることになり、逆効果だと思います。

いろいろ難しいことがあると思いますが、子供達の為、学校の発展の為、がんばって下さい。



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