2014年07月06日
先週(7/1)の解答 H24年星陵中学入試問題
今回は H24年(2期生)星陵中学の入試問題 です。
星陵中学の入試の中ではかなり難しい問題です。
線分図を書いてもよくわからないと思います。受験勉強をしていなければ、解けない問題です。
尚、同じような問題が雙葉中学でも出題されたことがあります。
☆解答・解説☆
ポイント 比の和をそろえる
本問では姉が妹に280円を上げていますが、お金は2人の間を行き来しているだけで、
2人の合計の金額は同じです。
従って比の和をそろえて、姉が妹に280円をあげる前とあげた後の比の1つ分の中身を同じにします。
280円をあげる前は 7:5 なので比の和は 7+5=12 です。
あげた後は 7:8 なので比の和は 7+8=15 です。
比の和は12と15なので、比の和を12と15の最小公倍数の60にそろえます。
姉が妹に280円をあげる前の比の和は12なので、60にするには5倍をして35:25にします。
同様に280円をあげた後は4倍して、28:32にします。
ここで、姉の比は 35から28になって、比が7つ減っています。
逆に、 妹の比は 25から32になって、比が7つ増えています。
これは姉が妹に280円をあげたからです。
従って比の和をそろえた後の比の1つ分は 280円÷7=40円 です。
この問題で問われているのは はじめに姉が持っていった金額 です。
比の和をそろえた後、姉の初めに持っていた金額の比は35になっています。
ですから 40円×35=1400円 です。
以上が解説ですが、同じような問題として 比の差をそろえる という問題のパターンもあります。
星陵中学の入試の中ではかなり難しい問題です。
線分図を書いてもよくわからないと思います。受験勉強をしていなければ、解けない問題です。
尚、同じような問題が雙葉中学でも出題されたことがあります。
☆解答・解説☆
ポイント 比の和をそろえる
本問では姉が妹に280円を上げていますが、お金は2人の間を行き来しているだけで、
2人の合計の金額は同じです。
従って比の和をそろえて、姉が妹に280円をあげる前とあげた後の比の1つ分の中身を同じにします。
280円をあげる前は 7:5 なので比の和は 7+5=12 です。
あげた後は 7:8 なので比の和は 7+8=15 です。
比の和は12と15なので、比の和を12と15の最小公倍数の60にそろえます。
姉が妹に280円をあげる前の比の和は12なので、60にするには5倍をして35:25にします。
同様に280円をあげた後は4倍して、28:32にします。
ここで、姉の比は 35から28になって、比が7つ減っています。
逆に、 妹の比は 25から32になって、比が7つ増えています。
これは姉が妹に280円をあげたからです。
従って比の和をそろえた後の比の1つ分は 280円÷7=40円 です。
この問題で問われているのは はじめに姉が持っていった金額 です。
比の和をそろえた後、姉の初めに持っていた金額の比は35になっています。
ですから 40円×35=1400円 です。
以上が解説ですが、同じような問題として 比の差をそろえる という問題のパターンもあります。
Posted by ケンゾー先生 at 12:50
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