2014年10月05日
先週(9/30)の解答 H26年度星陵中学入試問題
今回は H26年度(4期生)星陵中学入試問題 の大問3の問題です。
おうぎ形の面積と円柱の体積の基本的な問題です。
この問題は必ず解けないといけない問題です。
☆解答・解説☆
(1) ☆ポイント☆ おうぎ形の中心角を二等辺三角形を利用して求める
①おうぎ形の面積は、
ですので、中心角を求めることが必要です。
②三角形AOBのOA、OBは円の半径なので同じ長さです。
二等辺三角形の底角は等しいので、∠AOB=∠BAO=36° です。
従って、外角の定理で、おうぎ形の中心角は36°+36°=72°です。
③ おうぎ形の面積は、円の半径が10cmなので
★★★円の問題が出題されたら、必ず円の半径(二等辺三角形)を考えることです。★★★
なお、この問題の計算は
前から順番に計算してもいいですが、最後がわり算になる形ですから、順番を変えて
(2) 体積の問題ですので、公式通りに解いて、ただ6等分ですので最後に6で割るだけです。
円柱の半径は6cmなので 6cm×6cm×3.14×5cm=94.2㎠ です。
★★★ポイント★★★
なお、体積の公式を教科書で最初は たて×横×高さ と教えていますが、これは直方体や立方体の体積には当てはまりますが、円柱や三角柱等の体積には当てはまりません。
最初から公式を覚えるときに、 底面積×高さ と覚えてしまいましょう。
そして本問のように、底面が円なら円の公式で底面積を求めてしまい、高さをかける方が簡単です。
おうぎ形の面積と円柱の体積の基本的な問題です。
この問題は必ず解けないといけない問題です。
☆解答・解説☆
(1) ☆ポイント☆ おうぎ形の中心角を二等辺三角形を利用して求める
①おうぎ形の面積は、
円全体の面積× | 中心角 | ||
360° |
②三角形AOBのOA、OBは円の半径なので同じ長さです。
二等辺三角形の底角は等しいので、∠AOB=∠BAO=36° です。
従って、外角の定理で、おうぎ形の中心角は36°+36°=72°です。
③ おうぎ形の面積は、円の半径が10cmなので
10cm | × | 10cm | × | 3.14 | × | 72° | = | 314 | × | 1 | = | 62.8㎠です。 | |
360° | 5 |
★★★円の問題が出題されたら、必ず円の半径(二等辺三角形)を考えることです。★★★
なお、この問題の計算は
10× | 10× | 3.14 | × | 1 | なので、 | ||||
5 |
10 | × | 10 | × | 1 | × | 3.14 | = | 20×3.14 | = | 62.8と計算してしまうと簡単ですね。 | |
5 |
(2) 体積の問題ですので、公式通りに解いて、ただ6等分ですので最後に6で割るだけです。
円柱の半径は6cmなので 6cm×6cm×3.14×5cm=94.2㎠ です。
★★★ポイント★★★
この問題の計算も前から順番にやらないで、÷6を | × | 1 | として、 | ||
6 |
6×6 | × | 1 | × | 5×3.14 | = | 30×3.14 | = | 94.2とするのが問題の意図だと思います。 | |
6 |
なお、体積の公式を教科書で最初は たて×横×高さ と教えていますが、これは直方体や立方体の体積には当てはまりますが、円柱や三角柱等の体積には当てはまりません。
最初から公式を覚えるときに、 底面積×高さ と覚えてしまいましょう。
そして本問のように、底面が円なら円の公式で底面積を求めてしまい、高さをかける方が簡単です。
Posted by ケンゾー先生 at 10:30
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