2015年09月17日
先週(9/11)の解答 H27年度星陵中学入試問題
今回から星陵中学入試の理科の解説です。
今回は H27年度の大問1 です。
星陵中学の理科の出題傾向はこちらを参照ください。
本問は、物理の分野のてこの問題です。
てこが、どちらに傾くかという、モーメントの問題で、
支点からの距離×力=支点からの距離×力
ということで全て解けます。
☆解答・解説☆
問1 右回りのモーメントは、支点からの距離が2、力(重さ)が40g、
左回りのモーメントは距離が4、力(重さ)がⅹgですので、
2×40g=4×ⅹgとなり、x=20g で、かごの重さは20gです。
(別解) 支点からの距離が 4:2=2:1 ですので、重さは逆比で1:2です。
従って、1:2=xg:40gで x=20g です。
問2 この問題は、左側の重さが、かごの重さも含めて60gになる、ということです。
従って、 4(距離)×60g=3(距離)×ⅹg となり、 ⅹ=80g です。
おもりは1個20gですので、おもりの個数は
80g÷20g= 4個 です。
問3 左にかたむけるはたらき(モーメント)は2(距離)×20g=40です。
右にかたむけるはたらき(モーメント)は4(距離)×40g=160です。
従って 答えは ウ です。
問4 支点が④の位置になると、左回りのモーメントは距離が6になり、
モーメントは 6×20g=120 です。
右回りのモーメントは支点からの距離が2になるので、右回りのモーメントを左回りと同じ120にする為には、
重さは 120÷2(距離)=60g必要です。
今、右のおもりは1個(20g)ですので、あとおもり2個(40g)が必要です。
従って、右のうでに2個のおもりを加えます。
問5 今まで左右のモーメントでしたが、この問題は下向きのモーメントと上向きのモーメントです。
支点は、黒い棒のところですので下向きのモーメントは⑤で、
3(距離)×40g=120。
上向きのモーメントは支点からの距離が6ですので、
力は120÷=20gです。
従って、上に20gのちkらでひっぱれば良いので、ばねばかりの目盛りは20gを示すので、
答えは イ です。
問6 教科書にある問題で、単純な知識の問題とも言えます。 答えは イ(くぎぬき)とエ(せんぬき) です。
いずれも支点から力点までの距離が、支点から作用点までの距離より長いので、小さな力で仕事ができる道具です。
それがてこの原理を利用しているという意味です。
以上が大問1です。
星陵中学の理科は本当に教科書レベルで基本的な問題ですので、
小学校の授業をしっかり聞いているだけで解答できると思います。
そういう意味でも、勉強方法を間違えないようにして、2科受験ではなく、4科受験を目指すべきです。
塾長
今回は H27年度の大問1 です。
星陵中学の理科の出題傾向はこちらを参照ください。
本問は、物理の分野のてこの問題です。
てこが、どちらに傾くかという、モーメントの問題で、
支点からの距離×力=支点からの距離×力
ということで全て解けます。
☆解答・解説☆
問1 右回りのモーメントは、支点からの距離が2、力(重さ)が40g、
左回りのモーメントは距離が4、力(重さ)がⅹgですので、
2×40g=4×ⅹgとなり、x=20g で、かごの重さは20gです。
(別解) 支点からの距離が 4:2=2:1 ですので、重さは逆比で1:2です。
従って、1:2=xg:40gで x=20g です。
問2 この問題は、左側の重さが、かごの重さも含めて60gになる、ということです。
従って、 4(距離)×60g=3(距離)×ⅹg となり、 ⅹ=80g です。
おもりは1個20gですので、おもりの個数は
80g÷20g= 4個 です。
問3 左にかたむけるはたらき(モーメント)は2(距離)×20g=40です。
右にかたむけるはたらき(モーメント)は4(距離)×40g=160です。
従って 答えは ウ です。
問4 支点が④の位置になると、左回りのモーメントは距離が6になり、
モーメントは 6×20g=120 です。
右回りのモーメントは支点からの距離が2になるので、右回りのモーメントを左回りと同じ120にする為には、
重さは 120÷2(距離)=60g必要です。
今、右のおもりは1個(20g)ですので、あとおもり2個(40g)が必要です。
従って、右のうでに2個のおもりを加えます。
問5 今まで左右のモーメントでしたが、この問題は下向きのモーメントと上向きのモーメントです。
支点は、黒い棒のところですので下向きのモーメントは⑤で、
3(距離)×40g=120。
上向きのモーメントは支点からの距離が6ですので、
力は120÷=20gです。
従って、上に20gのちkらでひっぱれば良いので、ばねばかりの目盛りは20gを示すので、
答えは イ です。
問6 教科書にある問題で、単純な知識の問題とも言えます。 答えは イ(くぎぬき)とエ(せんぬき) です。
いずれも支点から力点までの距離が、支点から作用点までの距離より長いので、小さな力で仕事ができる道具です。
それがてこの原理を利用しているという意味です。
以上が大問1です。
星陵中学の理科は本当に教科書レベルで基本的な問題ですので、
小学校の授業をしっかり聞いているだけで解答できると思います。
そういう意味でも、勉強方法を間違えないようにして、2科受験ではなく、4科受験を目指すべきです。
塾長
Posted by ケンゾー先生 at 15:25
│塾長講座(中学受験)│学習法