2017年01月20日
センター試験の感想(国語編①) 2017年
こんにちは。中学受験、高校受験、大学受験の興塾です。
今年もセンター試験が終わりました。
今回は国語が難しかったという意見が多かったですね。
そこで、私も解いてみましたので、感想を述べたいと思います。
★評論の感想★実は、今年のセンター試験の評論は「文化」か「哲学」が出ると予想していました。
今回の評論文は「科学論」でしたので、「哲学」でしたね。
哲学が出る年は、国語の難易度が上がる傾向にあります。
また、今回の評論文のテーマが「科学論」であったことと、文章の量が例年よりも多かったことが「解きにくさ」を生んでいました。
☆漢字
正直、今年の漢字は難しかったです。漢字は難しくないのが普通なのですが、「旧に倍した」は知らないのではないでしょうか。
他はよく聞く単語です。しかし、漢字表記まで抑えているかが点数をわけたと思います。
☆傍線部の読み取り
文章の入り方が「現代社会は科学技術・・・」なので、構えて読んでしまうとより難しく感じます。
今回の文章は、落ち着いて読んでみると「分かりやすい例」と「分かりやすい言葉」で構築されています。
「一般的にはこう考えられてきた」という内容が、科学者の側面と、市民の側面から書かれています。
ゴレムという怪物も、ハリーポッターやロード オブ サ リングなどの映画で映像化されているので、現代の若者にはそこまでわかりにくいものではないはずです。
練習通り読めると難しくない文章ではありますが、分かりやすく構成されるがゆえに、文が長かったと言えます。
★小説の感想★
これも実は予想してたことなのですが、「今年の小説は古い文章(第2次大戦前位)が狙われるのでは?と。
正直この予想には根拠がありません。なんとなくそう思っていただけです。
ただ、前回のセンターの国語が読み易かったということも影響していたかもしれません。
病弱な母親と子供の成長という点で、関係性はわかりやすいのですが、「絵の展覧会」はなじみがないのでわかりにくいです。
このような小説の場合は全文読んでしまった方が、解きやすいと思います。
☆語句☆
一般的な問題でした。語彙力の問題ですね。
☆小説の内容問題☆当時の状況などを思い浮かべながら、心情を追っていかないと選択肢に惑わされる問題でした。
小説は心情の読み取りをいかに正確にできるかがカギになります。
ここまで、私は35分でした。点数は100点です。
読むのが早い私でさえも35分かかったので、受験生の皆さんはもっと時間がかかってしまったのではないでしょうか。
古文漢文の感想はまた次回。
小林
お問い合わせはお電話で
0545-62-6755

今年もセンター試験が終わりました。
今回は国語が難しかったという意見が多かったですね。
そこで、私も解いてみましたので、感想を述べたいと思います。
★評論の感想★実は、今年のセンター試験の評論は「文化」か「哲学」が出ると予想していました。
今回の評論文は「科学論」でしたので、「哲学」でしたね。
哲学が出る年は、国語の難易度が上がる傾向にあります。
また、今回の評論文のテーマが「科学論」であったことと、文章の量が例年よりも多かったことが「解きにくさ」を生んでいました。
☆漢字
正直、今年の漢字は難しかったです。漢字は難しくないのが普通なのですが、「旧に倍した」は知らないのではないでしょうか。
他はよく聞く単語です。しかし、漢字表記まで抑えているかが点数をわけたと思います。
☆傍線部の読み取り
文章の入り方が「現代社会は科学技術・・・」なので、構えて読んでしまうとより難しく感じます。
今回の文章は、落ち着いて読んでみると「分かりやすい例」と「分かりやすい言葉」で構築されています。
「一般的にはこう考えられてきた」という内容が、科学者の側面と、市民の側面から書かれています。
ゴレムという怪物も、ハリーポッターやロード オブ サ リングなどの映画で映像化されているので、現代の若者にはそこまでわかりにくいものではないはずです。
練習通り読めると難しくない文章ではありますが、分かりやすく構成されるがゆえに、文が長かったと言えます。
★小説の感想★
これも実は予想してたことなのですが、「今年の小説は古い文章(第2次大戦前位)が狙われるのでは?と。
正直この予想には根拠がありません。なんとなくそう思っていただけです。
ただ、前回のセンターの国語が読み易かったということも影響していたかもしれません。
病弱な母親と子供の成長という点で、関係性はわかりやすいのですが、「絵の展覧会」はなじみがないのでわかりにくいです。
このような小説の場合は全文読んでしまった方が、解きやすいと思います。
☆語句☆
一般的な問題でした。語彙力の問題ですね。
☆小説の内容問題☆当時の状況などを思い浮かべながら、心情を追っていかないと選択肢に惑わされる問題でした。
小説は心情の読み取りをいかに正確にできるかがカギになります。
ここまで、私は35分でした。点数は100点です。
読むのが早い私でさえも35分かかったので、受験生の皆さんはもっと時間がかかってしまったのではないでしょうか。
古文漢文の感想はまた次回。
小林
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Posted by ケンゾー先生 at 16:29
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