2017年08月24日
大学受験 国公立を目指すには②
こんにちは、興塾の講師Nです。
国公立大学合格を目指すための勉強法 その2です。
今回は、理系科目のうち、数学の問題集について紹介します。
【傍用問題集】
教科書と併用するもの。学年の始めに教科書と合わせて購入したり配布されたりする。基本的にすべての傍用問題集が高等学校専売品で、一般書店で購入する場合は別冊詳解が付かない。
一年次・二年次における通年学習の予習復習や定期テスト勉強で取り組むのが一般的。
受験生にとって、能動的にではなく受動的に手にする問題集であるため思い入れを持ちにくく、傍用問題集をやり込んでいないにも関わらず、“勉強のため”に市販の問題集を買いたがる生徒も少なくないと思われるが、いやまず傍用をやり込んで下さい!!!
息をするように傍用の問題が解けるようになれば、模試の偏差値60↑は余裕です。また、このレベルに達しなければ国公立受験は安全でも現実的でもないということになります。
(ただし、傍用問題集には注意点があります。その点は次回の記事にて。)
【網羅系問題集】
大学入試の基本レベルから標準レベルまで、頻出問題や典型問題といった、解法を押さえておくべき問題が一通り網羅されている。分厚い問題集で、解法辞典という表現がされることもあり中々言い得て妙だが、もちろん本当に辞典代わりに使うものではない。進学校では、傍用問題集と同時に配布されることも多い。一般書店で取り扱っている。
傍用問題集よりやや実戦的な内容になるが、傍用をきちんとやりこなしていれば、網羅系も概ねすんなり進められるはずである。そのレベルの受験生ならば、別解や参考など、欄外の記載から得るものが多いので、ぜひ隅々まで読んで頭の引き出しの充足に努めてほしい。
『数研出版』青チャート・黄チャート:
ド定番。黄チャートは関関同立・MARCH・旧帝大以下の国公立まで対応できるレベル。青チャートは東大・京大以外の旧帝大レベルまで。
『啓林館』フォーカスゴールド:
灘や開成等で採用されていることは一部の人々には周知の事実である。
『東京書籍』ニューアクションα,『旺文社』総合的研究:
チャート式やフォーカスゴールドに比べて知名度は低い印象。
…等々があります。
網羅系問題集をやり込むだけでも国公立大学受験に対応できるだけの学力に到達はしますが、国公立大学・難関大学への合格可能性を少しでも高めるには、なるべく早い時期(遅くとも高3の春まで)に網羅系問題集を仕上げて(問題を見て瞬時に解法が思い浮かぶ)、入試実戦問題集に取り掛かることが重要です。
【入試実戦問題集】
傍用問題集や網羅系問題集で扱われている問題が悩んで時間をかけて解くようなものではないのに対して、入試実戦問題集が扱う問題は一筋縄ではいかない、手応えを感じられる問題となっています。それらを一問ずつ丁寧に解き進めることで、既知の問題、既知の発想、既知の解法の蓄積に努めましょう。対応できる問題の幅が大きく拡がり、実力アップ・入試での得点向上が見込めます。
『河合出版』プラチカ,『Z会出版』入試の核心,『東京出版』大学への数学臨時増刊号,
『河合出版』やさしい理系数学
…等々。各書籍の内容や評判は多くのサイトに書かれていますので、ここでは割愛します。
以上、傍用問題集・網羅系問題集・入試実戦問題集について簡単に紹介しました。
国公立大学合格を目指すための勉強法 その2です。
今回は、理系科目のうち、数学の問題集について紹介します。
【傍用問題集】
教科書と併用するもの。学年の始めに教科書と合わせて購入したり配布されたりする。基本的にすべての傍用問題集が高等学校専売品で、一般書店で購入する場合は別冊詳解が付かない。
一年次・二年次における通年学習の予習復習や定期テスト勉強で取り組むのが一般的。
受験生にとって、能動的にではなく受動的に手にする問題集であるため思い入れを持ちにくく、傍用問題集をやり込んでいないにも関わらず、“勉強のため”に市販の問題集を買いたがる生徒も少なくないと思われるが、いやまず傍用をやり込んで下さい!!!
息をするように傍用の問題が解けるようになれば、模試の偏差値60↑は余裕です。また、このレベルに達しなければ国公立受験は安全でも現実的でもないということになります。
(ただし、傍用問題集には注意点があります。その点は次回の記事にて。)
【網羅系問題集】
大学入試の基本レベルから標準レベルまで、頻出問題や典型問題といった、解法を押さえておくべき問題が一通り網羅されている。分厚い問題集で、解法辞典という表現がされることもあり中々言い得て妙だが、もちろん本当に辞典代わりに使うものではない。進学校では、傍用問題集と同時に配布されることも多い。一般書店で取り扱っている。
傍用問題集よりやや実戦的な内容になるが、傍用をきちんとやりこなしていれば、網羅系も概ねすんなり進められるはずである。そのレベルの受験生ならば、別解や参考など、欄外の記載から得るものが多いので、ぜひ隅々まで読んで頭の引き出しの充足に努めてほしい。
『数研出版』青チャート・黄チャート:
ド定番。黄チャートは関関同立・MARCH・旧帝大以下の国公立まで対応できるレベル。青チャートは東大・京大以外の旧帝大レベルまで。
『啓林館』フォーカスゴールド:
灘や開成等で採用されていることは一部の人々には周知の事実である。
『東京書籍』ニューアクションα,『旺文社』総合的研究:
チャート式やフォーカスゴールドに比べて知名度は低い印象。
…等々があります。
網羅系問題集をやり込むだけでも国公立大学受験に対応できるだけの学力に到達はしますが、国公立大学・難関大学への合格可能性を少しでも高めるには、なるべく早い時期(遅くとも高3の春まで)に網羅系問題集を仕上げて(問題を見て瞬時に解法が思い浮かぶ)、入試実戦問題集に取り掛かることが重要です。
【入試実戦問題集】
傍用問題集や網羅系問題集で扱われている問題が悩んで時間をかけて解くようなものではないのに対して、入試実戦問題集が扱う問題は一筋縄ではいかない、手応えを感じられる問題となっています。それらを一問ずつ丁寧に解き進めることで、既知の問題、既知の発想、既知の解法の蓄積に努めましょう。対応できる問題の幅が大きく拡がり、実力アップ・入試での得点向上が見込めます。
『河合出版』プラチカ,『Z会出版』入試の核心,『東京出版』大学への数学臨時増刊号,
『河合出版』やさしい理系数学
…等々。各書籍の内容や評判は多くのサイトに書かれていますので、ここでは割愛します。
以上、傍用問題集・網羅系問題集・入試実戦問題集について簡単に紹介しました。
Posted by ケンゾー先生 at 17:18
│高校生のための勉強法