センター試験の感想（国語編②） 2017年

こんにちは。中学受験、高校受験、大学受験の興塾です。

前回のセンターの感想の続きになります。

★古文の感想★
歌物語復活といったイメージでしょうか。
センター試験では歌物語はよく出るというイメージがありますので、対策をしていた人にとっては何の問題もなかったと思います。

問題の形式が少し変わったかなぁという印象でした。
それを感じたのは文法の問題ですね。
今までは助動詞や動詞の意味が書かれていたのですが、今回は仲間分けでした。
センターの過去問を何年も解いている人だと、見たことのある形式だったと思います。

物語文としてはそこまで読みにくいものではなかったです。
ただ、菊君が男であるということに気づかないと迷宮入りです。名前の印象で決めてかからないようにしましょう。
和歌が出てくる古文は大体が恋のお話なので、誰からだれへの恋心かを把握していけばよい問題になります。
（和歌が出てくる古文は恋物語か和歌の討論会のお話、センターでは恋物語が良く出る）
登場人物も人数が少ないので分かりやすかったです。
敬語が多く使われるような文章（源氏物語みたいな）ではないので、主語を明らかにして読むと、問5も解けると思います。
ただ、Xの和歌の説明では選択肢が絞れないので、Yの和歌に注目しましょう。

★漢文の感想★
今回の文章は、選択肢からみて、本文を読みました。
新井白石の話だということが最後のカッコで分かったので、古文を読む気持ちで読みました。
今回の文章は、特別な人が出てくるわけでもなく、故事成語を知っていると楽でしたが、
故事成語というのは何かしらの教訓ということを頭に入れて読むと問4は簡単でした。
一見わかりにくそうな文章ですが、今までの中国の古い文章よりは分かりやすいので、何回も読んでから問題に挑むと良いと思います。

私は全体通して今回70分かからずに解けましたが、文章の量が多いこと、今までの傾向の違う文章が出されたことで、難しさを感じた人が多かったのではないでしょうか。
実は難易度的には変わらず、少し風変わりな文章が出たということだけです。

センター試験の過去問だけにとらわれていると、意外と難しく感じてしまったかなぁと思いました。
いろいろな会社からいろいろな問題集が出されていますので、偏らう、問題演習をした人は、変わらず解けたと思います。

今回、私は国語は200点取ることができましたよ～。
国語を解くとどこかしらミスしてしまうのですが、今回はそれがなかったのでほっとしております。
小林

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