2018年01月31日
興塾と大手集団塾との違い⑤
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興塾と大手集団塾との違い①
興塾と大手集団塾との違い②
興塾と大手集団塾との違い③
興塾と大手集団塾との違い④
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塾長の小林です。
今回は、小学生のテキストについてです。
興塾では、国語については、一貫して、小4~小6まで四谷大塚の予習シリーズを使っています。この予習シリーズは県外レベルですが、国語の場合、子供達は県外レベルでも全員がこなせるようになります。それと、予習シリーズの国語は、いい文章が多く、心にも良いものです。
算数は、小4、小5は、四谷大塚の予習シリーズより、少し易しい基本演習問題集を使います。予習シリーズではついていけない子供がいますし、県内の受験では全く出題されない問題も多くあります。予習シリーズの算数は理解できない子が多く、理解できても、すぐに忘れると思います。まして、小6の予習シリーズは、県内受験の子供には絶対やらせるべきではありません。
なかには、難しい問題をやっておけば易しい問題も解けるし、考える力もつくのではないかと考える人もいると思いますが、一概にそうとも言えません。県外レベルの難しい問題もパターンや考え方があって、子供はそれを覚えているのです。
興塾で、県外の超有名校に合格した子供が、興塾が毎年、星陵中学で行う、星陵中学入試用の公開模試を受けたのですが、算数は、満点どころか8割位しかとれませんでした。県外の入試問題ばかりやっていたので、思考が県内入試の思考になっていないのです。
また、最初は県外レベルの受験勉強をしていた子供が、県内の私立中学を受験して入学したのですが、中学1年の初めのころは、数学の成績もトップクラスだったのですが、その後は普通になりました。中学でのことは、中学に入ってからで、公式や定理も違いますので、そのときの努力によります。
そのようなことで、小4、小5の算数は、基本演習問題集を使っています。ただ、小5の場合、これでも難しい部分がありますので、私が独自にテキストの詳しい解答を手作りでつくって、家でもう一度やる時に、一人でも復習できるようにしています。

通常、どの問題集でも、算数の場合、問題集の解答は読んでも、ふつうの子にはわかりづらいものです。
小6の算数は、私がまとめた独自のプリント(解説も詳しく)や、いろいろな過去問をやります。その子の志望校や学力、入塾の時期を考えて、最適なプリントをやります。子供によって、ちがうプリントをやっていることもありますし、同じプリントをやっていても、一人一人の答案をチェックします。平成30年度は、新小6年生の算数を3人の講師でみます。
通常、小6でも、テキストは新中学受験問題集とかウィンパスとか攻略とかのものを使う塾が多いです。これは、塾教材専門の会社がつくったもので、その塾がつくったものではありません。興塾にもありますが、たまに、必要なときに、一部を宿題として、あるいは解くのが早い子に使うだけです。このようなテキストを、通常は、どんなレベルの子にも順番に同じようなスピードで一斉に教えます。
また、小6で特に重要なものが、過去問です。私も、興塾主宰の星陵中学の公開模試の時、算数や理科・社会の模擬問題を作りますが、難しいものです。どんなテキスト・問題集よりも過去問に勝るものはありません。学校によって傾向もちがいます。10年以上前の入試問題と似たような問題が、その学校や他の学校で出題されることもあります。従って、どれだけの年数のどれだけの中学校の過去問が塾にそろっているか大事です。
興塾には、平成元年からの過去問があります。星陵、清水南、日大、富士見等は、比較的新しい学校なので、一期生の分からの過去問があります。市販の過去問は4~5年分しかないので、それ以前のものは、なかなか手に入らないと思います。また、過去問の解答も、市販の解答ではよく分からないので、独自の詳しい解説をつくってあります。ふつうは面倒くさいので、そういうことはしないと思います。全ては子供の為に、です。


静附と清水南は、ふつうの中学受験のような問題と少しちがうので、ちがうやり方をしなければなりません。公立の中高一貫校用の問題集もありますが、やはり一長一短で過去問が一番です。志望校の過去問を全部やっても、似ている傾向レベルの他の学校の問題を解くことも、本番で、ちがったような問題をだされたときに有効です。
清水南の問題は、算数、国語、理科、社会、音楽、美術等の問題が複合されて出題されますので、私は、全て、一期生からの過去問を分野別に分け、さらに、算数なら算数の分野の中で、パターン別に問題を分けたものをつくりました。

これ以上のテキストはないと思いますし、誰もつくっていないと思います。これをつくるのに、夜中まで相当な時間をかけて作りました。清水南は複合問題なので、これで出題傾向がはっきりして、より正確な分析ができます。
理科、社会は、県内では、星陵と不二聖心が受験科目にあります。ただし、2校とも必修ではなく、2科か4科の選択ですが、4科目受験の子が多いです。2科の選択があるのは、6年生の途中になって、急に、私立中学に行きたくなる子供の為だと思います。算数、国語、理科、社会の4科目を6年生の途中から勉強するのは負担だと思い、合格するのは無理だと思うと、受験者数が減るからです。他の私立中学は、算数、国語の2科目なので、やむを得ないと思いますし、私立中学に行きたいと希望する子供にチャンスを与えることになるのは良いことだと思います。ただ、東京などの県外の受験が、4科目受験が中心であると考えると、静岡県の私立中学に対する親の意識は低いということです。
さて、星陵と不二聖心の理科、社会ですが、基本的には、小学校の教科書の範囲内で、特別なものではありません。不二聖心が理科で教科書より若干範囲を超えた問題が出題されますが、特別な勉強をしなくても、小学校の内容を理解していれば合格できます。塾教材会社がつくる市販されていない塾専用のテキストを使うところもありますが、星陵や不二聖心の入試レベルを超えていて、半分以上は必要のない項目です。もちろん、それらを全部覚えれば合格はしますが、ふつうの子にとっては負担ですし、6年生になってから理科の勉強をする場合には、特に、問題があります。合格が目的なら、そのようなテキストを、そのまま全部使うことは不合理です。中学校に行ってからも役立つということにおいては一理ありますが、ほとんどの子が受験が終わると忘れますし、中学生になってから、そこで覚えればいいと思います。
興塾では、私が教科書を、子供が覚えやすいように、教科書の範囲で独自にまとめたプリントと、私がつくった確認テストを基本にし、それに見合ったプリント、過去問を、その都度考えてやります。

教科書の範囲ですので、理科、社会は6年生になってからやっても十分ですし、逆に、県内受験なら、4年生、5年生は理科、社会をやらずに、算数に時間をかけるべきです。その方が将来のお子様の学力向上になります。
尚、宿題も、毎週、子供が家で一人でできるものを出しています。また、面接の練習もしますし、保護者の方の仕事等の関係で送り迎えが遅くなる場合は、授業が終わった後でも塾の教室にいてもかまいません。また、自習室や、空いている教室で自習、勉強するのも自由です。
お問い合わせはお電話で
0545-62-6755

興塾と大手集団塾との違い①
興塾と大手集団塾との違い②
興塾と大手集団塾との違い③
興塾と大手集団塾との違い④
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塾長の小林です。
今回は、小学生のテキストについてです。
興塾では、国語については、一貫して、小4~小6まで四谷大塚の予習シリーズを使っています。この予習シリーズは県外レベルですが、国語の場合、子供達は県外レベルでも全員がこなせるようになります。それと、予習シリーズの国語は、いい文章が多く、心にも良いものです。
算数は、小4、小5は、四谷大塚の予習シリーズより、少し易しい基本演習問題集を使います。予習シリーズではついていけない子供がいますし、県内の受験では全く出題されない問題も多くあります。予習シリーズの算数は理解できない子が多く、理解できても、すぐに忘れると思います。まして、小6の予習シリーズは、県内受験の子供には絶対やらせるべきではありません。
なかには、難しい問題をやっておけば易しい問題も解けるし、考える力もつくのではないかと考える人もいると思いますが、一概にそうとも言えません。県外レベルの難しい問題もパターンや考え方があって、子供はそれを覚えているのです。
興塾で、県外の超有名校に合格した子供が、興塾が毎年、星陵中学で行う、星陵中学入試用の公開模試を受けたのですが、算数は、満点どころか8割位しかとれませんでした。県外の入試問題ばかりやっていたので、思考が県内入試の思考になっていないのです。
また、最初は県外レベルの受験勉強をしていた子供が、県内の私立中学を受験して入学したのですが、中学1年の初めのころは、数学の成績もトップクラスだったのですが、その後は普通になりました。中学でのことは、中学に入ってからで、公式や定理も違いますので、そのときの努力によります。
そのようなことで、小4、小5の算数は、基本演習問題集を使っています。ただ、小5の場合、これでも難しい部分がありますので、私が独自にテキストの詳しい解答を手作りでつくって、家でもう一度やる時に、一人でも復習できるようにしています。

通常、どの問題集でも、算数の場合、問題集の解答は読んでも、ふつうの子にはわかりづらいものです。
小6の算数は、私がまとめた独自のプリント(解説も詳しく)や、いろいろな過去問をやります。その子の志望校や学力、入塾の時期を考えて、最適なプリントをやります。子供によって、ちがうプリントをやっていることもありますし、同じプリントをやっていても、一人一人の答案をチェックします。平成30年度は、新小6年生の算数を3人の講師でみます。
通常、小6でも、テキストは新中学受験問題集とかウィンパスとか攻略とかのものを使う塾が多いです。これは、塾教材専門の会社がつくったもので、その塾がつくったものではありません。興塾にもありますが、たまに、必要なときに、一部を宿題として、あるいは解くのが早い子に使うだけです。このようなテキストを、通常は、どんなレベルの子にも順番に同じようなスピードで一斉に教えます。
また、小6で特に重要なものが、過去問です。私も、興塾主宰の星陵中学の公開模試の時、算数や理科・社会の模擬問題を作りますが、難しいものです。どんなテキスト・問題集よりも過去問に勝るものはありません。学校によって傾向もちがいます。10年以上前の入試問題と似たような問題が、その学校や他の学校で出題されることもあります。従って、どれだけの年数のどれだけの中学校の過去問が塾にそろっているか大事です。
興塾には、平成元年からの過去問があります。星陵、清水南、日大、富士見等は、比較的新しい学校なので、一期生の分からの過去問があります。市販の過去問は4~5年分しかないので、それ以前のものは、なかなか手に入らないと思います。また、過去問の解答も、市販の解答ではよく分からないので、独自の詳しい解説をつくってあります。ふつうは面倒くさいので、そういうことはしないと思います。全ては子供の為に、です。


静附と清水南は、ふつうの中学受験のような問題と少しちがうので、ちがうやり方をしなければなりません。公立の中高一貫校用の問題集もありますが、やはり一長一短で過去問が一番です。志望校の過去問を全部やっても、似ている傾向レベルの他の学校の問題を解くことも、本番で、ちがったような問題をだされたときに有効です。
清水南の問題は、算数、国語、理科、社会、音楽、美術等の問題が複合されて出題されますので、私は、全て、一期生からの過去問を分野別に分け、さらに、算数なら算数の分野の中で、パターン別に問題を分けたものをつくりました。

これ以上のテキストはないと思いますし、誰もつくっていないと思います。これをつくるのに、夜中まで相当な時間をかけて作りました。清水南は複合問題なので、これで出題傾向がはっきりして、より正確な分析ができます。
理科、社会は、県内では、星陵と不二聖心が受験科目にあります。ただし、2校とも必修ではなく、2科か4科の選択ですが、4科目受験の子が多いです。2科の選択があるのは、6年生の途中になって、急に、私立中学に行きたくなる子供の為だと思います。算数、国語、理科、社会の4科目を6年生の途中から勉強するのは負担だと思い、合格するのは無理だと思うと、受験者数が減るからです。他の私立中学は、算数、国語の2科目なので、やむを得ないと思いますし、私立中学に行きたいと希望する子供にチャンスを与えることになるのは良いことだと思います。ただ、東京などの県外の受験が、4科目受験が中心であると考えると、静岡県の私立中学に対する親の意識は低いということです。
さて、星陵と不二聖心の理科、社会ですが、基本的には、小学校の教科書の範囲内で、特別なものではありません。不二聖心が理科で教科書より若干範囲を超えた問題が出題されますが、特別な勉強をしなくても、小学校の内容を理解していれば合格できます。塾教材会社がつくる市販されていない塾専用のテキストを使うところもありますが、星陵や不二聖心の入試レベルを超えていて、半分以上は必要のない項目です。もちろん、それらを全部覚えれば合格はしますが、ふつうの子にとっては負担ですし、6年生になってから理科の勉強をする場合には、特に、問題があります。合格が目的なら、そのようなテキストを、そのまま全部使うことは不合理です。中学校に行ってからも役立つということにおいては一理ありますが、ほとんどの子が受験が終わると忘れますし、中学生になってから、そこで覚えればいいと思います。
興塾では、私が教科書を、子供が覚えやすいように、教科書の範囲で独自にまとめたプリントと、私がつくった確認テストを基本にし、それに見合ったプリント、過去問を、その都度考えてやります。

教科書の範囲ですので、理科、社会は6年生になってからやっても十分ですし、逆に、県内受験なら、4年生、5年生は理科、社会をやらずに、算数に時間をかけるべきです。その方が将来のお子様の学力向上になります。
尚、宿題も、毎週、子供が家で一人でできるものを出しています。また、面接の練習もしますし、保護者の方の仕事等の関係で送り迎えが遅くなる場合は、授業が終わった後でも塾の教室にいてもかまいません。また、自習室や、空いている教室で自習、勉強するのも自由です。
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