2019年07月15日
「家の手伝い」と「自己確立」
こんにちは。
中学受験・高校受験・大学受験・個別指導・小論文対策なら興塾
です。
7月も中旬となり、興塾では、夏休み前の保護者面談
の真最中です。保護者の方には、塾での様子、学力、進路について等、いろいろなことをお話しします。興塾では、年に3回、定期的に保護者面談を行っています。
保護者面談の中で、特に、小学生のお子様をもつお母さん方には、お子様に、家の手伝い、特に、トイレ等の水回りの掃除をさせるように話しています。(中学生でも手伝いはすべきです。) 最近の家庭では、昔に比べて、家の手伝いを、毎日させることが少なくなっています。
先日、中学生の男の子2人に、家の手伝いを、気が向いた時だけでなく、定期的にやっているかどうか、聞いたところ、やはり、やっていませんでした。この中学生の男の子達に、私は数学と理科を教えているのですが、6月の定期テストで、普段の塾の中では90点以上とれているのに、本番のテストでは、それを下回る点数
しかとれませんでした。
返ってきた2人の答案を見ましたが、ミスが多すぎでした。普通、よく言われるケアレスミスです。ケアレスミスは、自分では内容が分かっていて、できないわけではないので、簡単なミスだから、次、気をつけよう、ぐらいで終わってしまいます。
ミスだから仕方がない、では、本当は済まされない問題です。何故、ミスが多いのか、不注意なのかを考えなければなりません。これは、小さい時からの環境の影響が大きいです。特に、一人っ子、末っ子は、まわりがすぐ手を出し、甘やかして育っていることが多いので、自分で、物事を最後まで責任を持ってやり切る、ということがなく、何となく、毎日を過ごしていて、何か失敗があっても、自分の責任ではなく、失敗も、まわりの人がフォローしてしまうので、自分が、ものすごく困る、とか、まわりに迷惑をかけている、という意識がないので、危機感がありません。
テストでもそうです。危機感がないので、心の底で、まあいいや、と思っていますから、本人は、集中してやっているつもりでも、見落としが出てきます。何としてでも達成する、結果を残す、という気持ちが少なければ、ミスも多く出てきます。細かいところまで注意深く見ることができず、ボーッとして生きていくことになります。一本、芯がないのです。これでは、大人になっても大成しません。
先程の中学生の男の子2人も、2人とも一人っ子です。おっとりしていて、性格も悪くなく、理解力もあります。でも、ミスが多いのです。私は、2人に、いつも決まった家の手伝いをした方が良い、自己確立をした方が良い、と話しました。
以前、横浜の桐蔭学園を創設した、当時の理事長が、東大へ行く子は、家事を手伝う子だ、と言ったことがあります。家事をするには、段取りを考え、細かく、正確に、素早くやらなければなりません。子供に、義務と責任と秩序を教えなければなりません。言っても、やらなかったら、やるまで言い続けるしかありません。子供のご機嫌をとるのではなく、教育をすべきです。
家の手伝いをさせる時、初めは1週間、次に1ヶ月と、少しずつ区切ってやらせる方がいいと思います。いきなり、これからずっと、と言うと、子供は、目標もなく、嫌になってしまいますし、親の方も、子供が途中でやらなくなったことを黙認するようになってしまい、約束を守らなくてもいい、ということになり、返って逆効果です。
お子様の為に、親も根気強くやって下さい。そして、自己確立させて下さい。教育は、財産です。
お問い合わせはお電話で
0545-62-6755

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保護者面談の中で、特に、小学生のお子様をもつお母さん方には、お子様に、家の手伝い、特に、トイレ等の水回りの掃除をさせるように話しています。(中学生でも手伝いはすべきです。) 最近の家庭では、昔に比べて、家の手伝いを、毎日させることが少なくなっています。
先日、中学生の男の子2人に、家の手伝いを、気が向いた時だけでなく、定期的にやっているかどうか、聞いたところ、やはり、やっていませんでした。この中学生の男の子達に、私は数学と理科を教えているのですが、6月の定期テストで、普段の塾の中では90点以上とれているのに、本番のテストでは、それを下回る点数

返ってきた2人の答案を見ましたが、ミスが多すぎでした。普通、よく言われるケアレスミスです。ケアレスミスは、自分では内容が分かっていて、できないわけではないので、簡単なミスだから、次、気をつけよう、ぐらいで終わってしまいます。
ミスだから仕方がない、では、本当は済まされない問題です。何故、ミスが多いのか、不注意なのかを考えなければなりません。これは、小さい時からの環境の影響が大きいです。特に、一人っ子、末っ子は、まわりがすぐ手を出し、甘やかして育っていることが多いので、自分で、物事を最後まで責任を持ってやり切る、ということがなく、何となく、毎日を過ごしていて、何か失敗があっても、自分の責任ではなく、失敗も、まわりの人がフォローしてしまうので、自分が、ものすごく困る、とか、まわりに迷惑をかけている、という意識がないので、危機感がありません。
テストでもそうです。危機感がないので、心の底で、まあいいや、と思っていますから、本人は、集中してやっているつもりでも、見落としが出てきます。何としてでも達成する、結果を残す、という気持ちが少なければ、ミスも多く出てきます。細かいところまで注意深く見ることができず、ボーッとして生きていくことになります。一本、芯がないのです。これでは、大人になっても大成しません。
先程の中学生の男の子2人も、2人とも一人っ子です。おっとりしていて、性格も悪くなく、理解力もあります。でも、ミスが多いのです。私は、2人に、いつも決まった家の手伝いをした方が良い、自己確立をした方が良い、と話しました。
以前、横浜の桐蔭学園を創設した、当時の理事長が、東大へ行く子は、家事を手伝う子だ、と言ったことがあります。家事をするには、段取りを考え、細かく、正確に、素早くやらなければなりません。子供に、義務と責任と秩序を教えなければなりません。言っても、やらなかったら、やるまで言い続けるしかありません。子供のご機嫌をとるのではなく、教育をすべきです。
家の手伝いをさせる時、初めは1週間、次に1ヶ月と、少しずつ区切ってやらせる方がいいと思います。いきなり、これからずっと、と言うと、子供は、目標もなく、嫌になってしまいますし、親の方も、子供が途中でやらなくなったことを黙認するようになってしまい、約束を守らなくてもいい、ということになり、返って逆効果です。
お子様の為に、親も根気強くやって下さい。そして、自己確立させて下さい。教育は、財産です。
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Posted by ケンゾー先生 at 14:00
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