トップ中学受験私立中学公立中学高等部合格実績講師紹介合格体験記お母さん・保護者の声お問い合わせ
毎週曜日は、メールによる御連絡ができない場合がございます。
お急ぎの場合は、お電話にて御連絡下さい。




フリーダイヤルにおかけの際は、つながるまでに時間がかかりますので御承知下さい。



★開塾35周年!!★ 公立中学特待制度
5科内申合計20以上で通常の塾並みの月謝(税込33,000円)で興塾の授業が受けられます。年度の途中で内申が変われば適用されます。



今年度の授業日程 今年の合格実績 お問い合わせ

2019年07月15日

「家の手伝い」と「自己確立」

こんにちは。
中学受験・高校受験・大学受験・個別指導・小論文対策なら興塾びっくりマークです。

7月も中旬となり、興塾では、夏休み前の保護者面談顔01の真最中です。保護者の方には、塾での様子、学力、進路について等、いろいろなことをお話しします。興塾では、年に3回、定期的に保護者面談を行っています。

保護者面談の中で、特に、小学生のお子様をもつお母さん方には、お子様に、家の手伝い、特に、トイレ等の水回りの掃除をさせるように話しています。(中学生でも手伝いはすべきです。) 最近の家庭では、昔に比べて、家の手伝いを、毎日させることが少なくなっています。

先日、中学生の男の子2人に、家の手伝いを、気が向いた時だけでなく、定期的にやっているかどうか、聞いたところ、やはり、やっていませんでした。この中学生の男の子達に、私は数学と理科を教えているのですが、6月の定期テストで、普段の塾の中では90点以上とれているのに、本番のテストでは、それを下回る点数汗しかとれませんでした。

返ってきた2人の答案を見ましたが、ミスが多すぎでした。普通、よく言われるケアレスミスです。ケアレスミスは、自分では内容が分かっていて、できないわけではないので、簡単なミスだから、次、気をつけよう、ぐらいで終わってしまいます。

ミスだから仕方がない、では、本当は済まされない問題です。何故、ミスが多いのか、不注意なのかを考えなければなりません。これは、小さい時からの環境の影響が大きいです。特に、一人っ子、末っ子は、まわりがすぐ手を出し、甘やかして育っていることが多いので、自分で、物事を最後まで責任を持ってやり切る、ということがなく、何となく、毎日を過ごしていて、何か失敗があっても、自分の責任ではなく、失敗も、まわりの人がフォローしてしまうので、自分が、ものすごく困る、とか、まわりに迷惑をかけている、という意識がないので、危機感がありません。

テストでもそうです。危機感がないので、心の底で、まあいいや、と思っていますから、本人は、集中してやっているつもりでも、見落としが出てきます。何としてでも達成する、結果を残す、という気持ちが少なければ、ミスも多く出てきます。細かいところまで注意深く見ることができず、ボーッとして生きていくことになります。一本、芯がないのです。これでは、大人になっても大成しません。

先程の中学生の男の子2人も、2人とも一人っ子です。おっとりしていて、性格も悪くなく、理解力もあります。でも、ミスが多いのです。私は、2人に、いつも決まった家の手伝いをした方が良い、自己確立をした方が良い、と話しました。

以前、横浜の桐蔭学園を創設した、当時の理事長が、東大へ行く子は、家事を手伝う子だ、と言ったことがあります。家事をするには、段取りを考え、細かく、正確に、素早くやらなければなりません。子供に、義務と責任と秩序を教えなければなりません。言っても、やらなかったら、やるまで言い続けるしかありません。子供のご機嫌をとるのではなく、教育をすべきです。

家の手伝いをさせる時、初めは1週間、次に1ヶ月と、少しずつ区切ってやらせる方がいいと思います。いきなり、これからずっと、と言うと、子供は、目標もなく、嫌になってしまいますし、親の方も、子供が途中でやらなくなったことを黙認するようになってしまい、約束を守らなくてもいい、ということになり、返って逆効果です。

お子様の為に、親も根気強くやって下さい。そして、自己確立させて下さい。教育は、財産です。


お問い合わせはお電話で
0545-62-6755
高校受験 中学受験 学習塾 富士市



同じカテゴリー(教育理念・指導方法)の記事画像
高校入試と高専について
35周年にあたって
合格に向かって
模試と大学受験
先生方、興塾に。
勉強の目的
同じカテゴリー(教育理念・指導方法)の記事
 高校入試と高専について (2025-02-25 14:00)
 35周年にあたって (2025-02-02 14:00)
 合格に向かって (2025-01-25 14:00)
 模試と大学受験 (2024-10-26 14:00)
 先生方、興塾に。 (2024-10-13 14:00)
 勉強の目的 (2024-09-07 14:00)

Posted by ケンゾー先生 at 14:00 │教育理念・指導方法