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2020年04月17日

新型コロナウィルス対策と学力維持(その2)

こんにちは。
中学受験・高校受験・大学受験・個別指導・小論文対策なら興塾びっくりマークです。

4月からも、学校の休校が続いています。3月の時は、多少、新しい単元の授業も終了しつつあったので(公立中学では、最後の単元が終わっていないところがほとんどでした。小学校は、大体、終了していました)、復習が主になるので、学校としても、課題を出しやすかったと思いますし、子供達も、自分で解ける子が多かったと思います。

塾でも、小学生は、全員が中学受験の勉強をしていますので、簡単に解いていました。中学生は、学校でやっていない単元もあったのですが、塾で、きっちりやっているので、問題ないと思います。

しかし、4月からの分は、新学年の未知の単元なので、学校としても、課題やプリントを出すのが難しいでしょうし、出したとしても、子供達が、一人で、しかも自力でやるのは、学力が低い子ほど難しいと思います。

興塾でも、公立中学の場合、新学年の予習プリントを出した学校と、復習だけを出した学校があります。予習を出した学校でも、学校が再開した場合、子供達が理解できるはずがないので、授業をやらなければならないと思います。予習で出たところは、学校のプリントを含めて、塾では指導しますので、学力的には問題ないと思います。

小学生の場合、興塾は、中学受験専門なので、学校でやる教科書レベルの学力は、全く問題ありません。また、新学年の新しい単元は、予習をさせたと否とに関わらず、学校で授業をやらざるを得ないので、夏休みを削って、やるということになるかもしれません。

ただ、夏休みが少なくなると、特に、学調を控えた中3生は、1年・2年の復習をする時間が減るので、学力が落ちると思いますし、できる子とできない子の二極化が、さらに進むと思います。

この点、中高一貫の私立は、6年間の中で考えればよく、高校受験も無いので、公立の学校より、ダメージは少ないかもしれません。

どちらにしても、学校の対応も大変だと思います。受験は無くならないし、テストもやらないわけにはいかないので、その辺の対応も難しいと思います。

ある週刊誌に、家庭の教育力によって、学力格差が生じる、ということが書かれていましたが、当然のことです保護者のやり方によって、子供の学力差が生じるのは、当然のことで、学力差が生じる根本は、親の、子供に対する心の面の「しつけ」にかかっています。

経済力の差によっても、学力差は生じますが、それは、根本的な理由ではない、と思います。現在では、多少、貧しくても、教科書はありますし、教材等も手に入ります。

勉強をしたいか、したくないか、の子供の意識の方が問題で、その意識は、先天的なものもありますが、小さいころからの環境や教育、しつけによって培われる部分が大きいからです。

学校がないので、少しずつ、生活習慣が乱れてきます。乱れてくると、勉強時間が減り、ゲームやLINEにはしったり、何もせず、ゴロゴロか、テレビを見たり、ということになり、怠惰な生活を送ります。

人は、本来、勤勉にできているので、怠惰な生活を続けると、心がチクチクして、罪悪感を生じ、その罪悪感を打ち消すために、人からみると、自分勝手な行動をとり、それを正当化して、ますます、浮いた存在になり、勉強も身に入らない、という悪循環になります。

学校があるときと同じように、起きて、寝るべきです。体を動かしつつ、いつも以上に、勉強する気持ちを持つべきです。時間があるなら、いつも以上に、家の手伝いもすべきですし、親はさせるべきです。また、読書をする良い機会です。

興塾では、このようなことを、みんなでがんばってもらいたくて、メールで、保護者の方に送りました。また、高校生については、メールで、質問のやり取りができるので、塾を休んだ場合は、そのような方法も併用することにしました。

県内では、いろいろな業種に、自粛要請は出ていません。大手予備校でも、保護者の方の要請が大きいということで、授業を続けている、ということです。安全面だけを考えれば、全く外出しないことがいいのですが、子供達の生活面や学力の点からは、学校が休校の今こそ、塾は必要とも言えます。

(普段も必要なのですが、)できる限りの対策をしながら、子供達の健康と、学力維持のバランスを考えていきたいと思っています。受験は無くなりませんし、いつテストをやっても、いいようにしなければなりません。


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Posted by ケンゾー先生 at 15:30 │教育理念・指導方法