2020年05月15日
休校と学力格差
こんにちは。
中学受験・高校受験・大学受験・個別指導・小論文対策なら興塾
です。
政府の専門家会議の人が、新型のウィルスの本当の感染者数は、「誰にも分からない」と言っていました。本当にその通りだと思います。もう既に感染していて、気がつかないうちに、免疫をもっている人もたくさんいる、とも言われています。
TVでは、毎日、何人感染したという人数が、大事件のように報道されています。感染を防ぐために、外出自粛、営業自粛が叫ばれています。どこかの知事も、毎日、同じようなことを言っています。
確かに、ある程度の制限も必要ですし、学校の休校も必要です。ただ、それに反して、経済が悪化し、それによる倒産、失業も増え、それに関連して、亡くなる人も出てきます。
また、学校が休校となることによって、子供達の学力低下は著しく、心も不安定となったり、親が家で仕事をしていて、暴力に発展する場合も出てきていますし、中3・高3の受験生は、何を、どうしたらいいか、予定が立たず、不安を抱えています。
ウィルスの対策はしなければなりませんが、国民の命を守る、という建前を、あたかも、人を思いやる良い人のように、声高に言う人がいますが、人が亡くなるのは、新型ウィルスだけではないのです。
今回のウィルスの日本の致死率は、薬がない今で、インフルエンザの致死率より低いのです。命を大切にしろ、というのなら、インフルエンザの致死率も0にすべきなのに、そのことについては何も言いません。
交通事故で亡くなる人も、毎年、1万人近くいます。全員が外出制限をして、車に乗らなければ0になります。ウィルス以外の他の病気で亡くなる人の方が多いのです。
また、新型ウィルスで亡くなる人の多くは、高齢者か持病のある人です。たまたま、新型ウィルスで亡くなったのであって、もしかすると、他の病気で、いずれ亡くなったのかもしれません。
こういうことを言うと、不謹慎と言われるかもしれませんが、事実です。人は、生老病死から逃れられません。寿命があります。これが、たまたま、新型ウィルスだったのです。
感染の予想、終息の時期は、誰にも分かりません。感染者数が0になるのを、待つこともできません。
ところが、経済の損失と、それに伴う弊害や、学校の休校によるデメリットは、ある程度予測がつきます。
新型ウィルスに対する、薬やワクチンが出回るようになれば、インフルエンザと同じです。
私は、塾を仕事としていますが、どうしても、子供達の心の面や、学力が気になります。子供達は、学校に行きたがっていますし、受験生は、来年に控えた受験が心配になっていて、どこか、落ち着かないところがあります。
文科省や学校は、受験日程や試験日程を、早く決めてやるべきです。
今のところ、新型ウィルスで亡くなった人は、全国で700人くらいです。それに比べて、全国の小・中・高の子供達は、約1300万人います。子供達の致死率は、極端に少なく、それが、いつ0になるかは、予測不可能です。
学校を再開すれば、多少の感染者数は出てしまうかもしれませんが、治ればいいのです。
学校も、最大限の対策を立てるでしょうが、もしかしたら、子供の中に感染者が出るかもしれません。学校を再開して、感染者が出たら、それを、得意になって批判し、もっと休校にすべきだったと言う人が、出てくるかもしれません、が、それは結果論です。
9月新学期制にした方がいい、と言った知事もいますが、そんなに子供達は待っていられません。子供達にとって、心身の成長は、1ヶ月、1ヶ月が大人より意味が大きいものです。
9月制の方が、留学に都合がいい、という理由も、この時期に、おかしな話です。ほとんどの子供は、留学をしません。遊学ではなく、真の留学をする人なら、今までもそうだったように、外国が9月開始だとしても、それに合わせて準備するはずです。
何でも「国際化」といって、欧米に合わせるのがインテリのような感覚は、おかしいです。9月制にしたら、会社も含めて、社会全体が、変わらなければなりません。
こんな大変な時に、ウィルス対策で必死だと言っているのに、そんな議論をすべきではないと思います。
また、9月制の理由として、学力格差が生じないように、という人がいますが、休校中ほど、学力格差は生じます。親のしつけができていない家と、そうでない家とで、子供の生活習慣や、勉強に対する意識の違いが出てきます。
9月から一斉にやったとしても、子供の能力、向上心、努力の気持ちで、格差は生じます。教科書の内容の説明は、平等になるよう、同じようにしなくてはいけませんが、それは、9月まで待つ必要はありません。
9月にウィルスがどうなっているのか、誰にも分からないのですから、少しでも早く学校を再開すべきで、子供達の時間を削ってはいけません。
学校や先生方の対応は、大変だと思います。そして、こういう時にこそ、各学校の、校長や教師の力が問われると思います。学校格差が出てきます。先生方、がんばって下さい。
お問い合わせはお電話で
0545-62-6755

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政府の専門家会議の人が、新型のウィルスの本当の感染者数は、「誰にも分からない」と言っていました。本当にその通りだと思います。もう既に感染していて、気がつかないうちに、免疫をもっている人もたくさんいる、とも言われています。
TVでは、毎日、何人感染したという人数が、大事件のように報道されています。感染を防ぐために、外出自粛、営業自粛が叫ばれています。どこかの知事も、毎日、同じようなことを言っています。
確かに、ある程度の制限も必要ですし、学校の休校も必要です。ただ、それに反して、経済が悪化し、それによる倒産、失業も増え、それに関連して、亡くなる人も出てきます。
また、学校が休校となることによって、子供達の学力低下は著しく、心も不安定となったり、親が家で仕事をしていて、暴力に発展する場合も出てきていますし、中3・高3の受験生は、何を、どうしたらいいか、予定が立たず、不安を抱えています。
ウィルスの対策はしなければなりませんが、国民の命を守る、という建前を、あたかも、人を思いやる良い人のように、声高に言う人がいますが、人が亡くなるのは、新型ウィルスだけではないのです。
今回のウィルスの日本の致死率は、薬がない今で、インフルエンザの致死率より低いのです。命を大切にしろ、というのなら、インフルエンザの致死率も0にすべきなのに、そのことについては何も言いません。
交通事故で亡くなる人も、毎年、1万人近くいます。全員が外出制限をして、車に乗らなければ0になります。ウィルス以外の他の病気で亡くなる人の方が多いのです。
また、新型ウィルスで亡くなる人の多くは、高齢者か持病のある人です。たまたま、新型ウィルスで亡くなったのであって、もしかすると、他の病気で、いずれ亡くなったのかもしれません。
こういうことを言うと、不謹慎と言われるかもしれませんが、事実です。人は、生老病死から逃れられません。寿命があります。これが、たまたま、新型ウィルスだったのです。
感染の予想、終息の時期は、誰にも分かりません。感染者数が0になるのを、待つこともできません。
ところが、経済の損失と、それに伴う弊害や、学校の休校によるデメリットは、ある程度予測がつきます。
新型ウィルスに対する、薬やワクチンが出回るようになれば、インフルエンザと同じです。
私は、塾を仕事としていますが、どうしても、子供達の心の面や、学力が気になります。子供達は、学校に行きたがっていますし、受験生は、来年に控えた受験が心配になっていて、どこか、落ち着かないところがあります。
文科省や学校は、受験日程や試験日程を、早く決めてやるべきです。
今のところ、新型ウィルスで亡くなった人は、全国で700人くらいです。それに比べて、全国の小・中・高の子供達は、約1300万人います。子供達の致死率は、極端に少なく、それが、いつ0になるかは、予測不可能です。
学校を再開すれば、多少の感染者数は出てしまうかもしれませんが、治ればいいのです。
学校も、最大限の対策を立てるでしょうが、もしかしたら、子供の中に感染者が出るかもしれません。学校を再開して、感染者が出たら、それを、得意になって批判し、もっと休校にすべきだったと言う人が、出てくるかもしれません、が、それは結果論です。
9月新学期制にした方がいい、と言った知事もいますが、そんなに子供達は待っていられません。子供達にとって、心身の成長は、1ヶ月、1ヶ月が大人より意味が大きいものです。
9月制の方が、留学に都合がいい、という理由も、この時期に、おかしな話です。ほとんどの子供は、留学をしません。遊学ではなく、真の留学をする人なら、今までもそうだったように、外国が9月開始だとしても、それに合わせて準備するはずです。
何でも「国際化」といって、欧米に合わせるのがインテリのような感覚は、おかしいです。9月制にしたら、会社も含めて、社会全体が、変わらなければなりません。
こんな大変な時に、ウィルス対策で必死だと言っているのに、そんな議論をすべきではないと思います。
また、9月制の理由として、学力格差が生じないように、という人がいますが、休校中ほど、学力格差は生じます。親のしつけができていない家と、そうでない家とで、子供の生活習慣や、勉強に対する意識の違いが出てきます。
9月から一斉にやったとしても、子供の能力、向上心、努力の気持ちで、格差は生じます。教科書の内容の説明は、平等になるよう、同じようにしなくてはいけませんが、それは、9月まで待つ必要はありません。
9月にウィルスがどうなっているのか、誰にも分からないのですから、少しでも早く学校を再開すべきで、子供達の時間を削ってはいけません。
学校や先生方の対応は、大変だと思います。そして、こういう時にこそ、各学校の、校長や教師の力が問われると思います。学校格差が出てきます。先生方、がんばって下さい。
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Posted by ケンゾー先生 at 18:00
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