2021年03月06日
スマホ脳と子供の学力
こんにちは。
中学受験・高校受験・大学受験・個別指導・小論文対策なら興塾
です。
ここのところ、塾の年度がわりで入塾希望の保護者の方や、子供達との面談が続いたり、春期講習の準備や、次のテストに向けてのプリント作り等、意識を使うことが多く、このブログを書いている時間がありませんでした。
ほぼ2週間ぶりなのですが、私のブログを楽しみにして、追っかけてくれる人もいる、ということをチラホラ耳にすることも増えているので、忙しいですが、がんばって書きます。
ところで興塾では、かなり前より、子供達にゲームやLINEはしないように指導してきました。子供達の成長は環境によります。興塾の子供達は、まわりの子供がゲーム等はほとんどしないという環境にいますので、ゲームやLINEにハマる子はいません。
ゲームやLINEを禁止する一番の理由は、心の問題なのですが、誰でも分かるもう一つの理由は、肉体的な脳へのダメージ、脳が成長しないということです。
子供達は、大人とは違います。20才を過ぎるまで脳は生まれたばかりの時に比べて成長をし、脳神経のネットワークがつくられていきます。ゲームをやり過ぎると「ゲーム脳」になり、脳の成長が止まるという事は、15年以上前から指摘されていました。実際に、ゲーム脳の高校生の脳は、MRIで見ると、スカスカです。
塾では、ゲームをやることは、毎日、お酒を飲んでいることと同じだと、子供達に話します。未成年に飲酒が禁止され、法律まである、ということは、害毒だからです。
何故、ゲームを規制しないのか。親がゲームを子供がやっているのを黙認するのが不思議でした。そして、ゲームと同じように、スマホが子供達の脳を破壊しているという調査、研究が進んでいます。
そこで今回は、「月間Hanada 2021年4月号」に掲載された、東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太先生の記事を引用させて頂きたいと思います。全文の掲載は無理なので、途中、省略させて頂きます。
(全文を知りたい方は、月間Hanadaを買って読んでみて下さい。恐ろしいです。)
――――――――――
いま、スマホの有害性を指摘した、「スマホ脳」(アンデシュ・ハンセン 著、久山葉子 訳、新潮新書)がベストセラーになっています。(先生は)東北大学加齢医学研究所で脳の研究をしており、2013年から仙台市教育委員会と共同で、毎年、仙台市立小・中学生、高校生約7万人対象に、(中略)スマホが子供に及ぼす影響について調べてきました。その結果から分かったのは、スマホによって子供の脳が破壊されているという恐ろしい事実でした。
(中略)(先ほどの「スマホ脳」という本の中でも)われわれの調査を土台にしたのではないかというくらい、同じ問題が指摘されています。(中略)われわれの調査でも「一日一時間以上スマホを使うと子供の学力が下がる」ことが分かっています。
(中略)最初の問題では睡眠不足や、スマホ使用による学習時間の短縮が学力低下の原因ではないかと疑いました。しかし、調査を進めると、どちらも違いました。十分睡眠をとっていようが、家庭学習をしっかりやっていようが、スマホの使用時間が増えれば増えるだけ、成績が下がっていったのです。
(中略)ことに、数学は、下がり方が著しく、自宅で2時間以上勉強するグループであっても、使用時間が1時間増えていくごとに平均点が約5点下がっていました。
(中略)スマホ依存が深刻な子供は回復に時間がかかるようです。
(中略)なぜ、これだけスマホが学力に影響を与えるのか。考えられるのが、メディア・マルチタスキングによる集中力の低下です。メディア・マルチタスキングとは、テレビやパソコン、スマホなど複数のメディア機器を同時に使用することを指し、最近では、スマホの中に入っているアプリを複数切り替えて使うことも、この定義に入るでしょう。スマホを使用すると、SNSをやりながらテレビを観たり、Youtubeを観ながらネットサーフィンをしたりとマルチタスクに陥りやすい。
(中略)人間の脳は基本的に一つのことしかできません。マルチタスクが人間にとって有害であることは、さまざまな論文で立証されています。
(中略)スマホは1時間未満であれば平均点は上がりますが(1時間未満の使用で抑えることができるということは、時間を自分でマネジメントする能力があったと考えられます)、「LINE」に関しては、1時間未満でも影響が見られました。30分でも使えば、各教科の平均点が下がっていくのです。なぜ「LINE」が1時間未満の使用でも影響が出たのか。「LINE」は誰かとメッセージをやりとりしながら、何か別のことをしやすい、つまりマルチタスキングしやすいのです。しかも「LINE」の場合、メールのように1対1ではなく、大勢と同時にやりとりすることも多いため、ひっきりなしに通知が来ます。結果、「LINE」が気になってしまい、勉強の集中力や注意力を低下させることが考えられます。「スマホ脳」では、これまで年々上がっていた北欧でのIQが下がっていると指摘しています。
(中略)理由について、学校が昔より緩くなり、20~30年前ほど読書が推奨されなくなった可能性を示唆(中略)読書が脳の発達によいことは、われわれの調査でもわかっています。
(中略)実際MRIで3年間の脳の発達を読書習慣の有無で比較すると、前頭前野などの発達に大きく差があったのです。
(中略)前頭葉や頭頂葉、側頭葉、小脳などかなり広範囲な領域で大脳皮質(知覚、思考、推理、記憶など、脳の高次機能を司る部分)の体積があまり増加していなかったのです。それだけではありません。脳の奥に張り巡らされている神経線維(情報を送る電話線のようなもの)もあまり増加していない。
(中略)仙台市の小学3、4年でスマホを持っている子は約6割おり、そのうち1時間以上使用している子たちは、どれだけ勉強しても、適切な睡眠をとっても、平均点を超えませんでした。
(中略)このままスマホ社会が進めば、自分で物事を思考できない人間が大量に生まれてくるのではないか。そして、1時間未満しかスマホを使わない1割が、9割の人々を支配する、そんな極端な「格差社会」が訪れるのではないか、と危惧しています。
(中略)これだけ有害なスマホ。しかし日本政府は禁止するどころか「スマホ」を積極的に教育に取り入れようとしています。「GIGAスクール構想」です。これは、教員の負担減や教育格差の是正を目的とし、各家庭にネット環境を整備、子供達に端末を配って、オンライン上で教育しようというもの。配布される端末の多くはタブレットタイプで、できることはスマホと同じです。子供達に「大きなスマホ」を与えるようなもので、このタブレット端末が「スマホ脳」の扉を開けてしまうのではないかと、大きな危惧を抱いています。
(中略)幼い時期からのタブレット端末の使用について「スマホ脳」では、こう批判しています。
<カロリンスカ医科大学付属病院小児科のヒューゴ・ラーゲルクランツ教授は長年、子供の脳の発達を研究してきた。彼は、タブレット端末が発達を助けるというアイデアには批判的で、むしろ、小さい子供の場合は発達が遅れる可能性もあるという。皆がキーボードを使う今、手で書いたり、きれいな字を書く練習をするなんて何の意味もないように思えるかもしれない。(しかし)手で、つまり紙とペンで書くという運動機能が、文字を読む能力とも深く関わっているのが示されている。米国の小児科医のグループも、普通に遊ぶ代わりにタブレット端末やスマホを長時間使っている子供は、のちのち算数や理論科目を学ぶために必要な運動技能を習得できないと警告している。>
(中略)日本政府には、いますぐにでも、18歳未満の子供のスマホ所持を禁止する法案を作ってもらいたい。あるいは、子供がスマホを持つ場合、1時間以上使用したら、強制的に電話、メール以外の機能をシャットアウトするソフトウェアの導入などを、スマホ社会に義務化するべきです。
(中略)スマホを1時間以内で抑えることができている子たちには、ある共通点がありました。自分はスマホが好きで、ついつい使いすぎてしまうことを「自覚」していたのです。その子たちは、勉強するときや寝るときは、スマホを居間において、物理的に触れないように遠ざけていました。
(中略)より多くの子供達に、スマホの危険性を周知させるためには、マスコミの力が必要です。残念ながら、それは期待できません。
われわれは、2018年、スマホで子どもの脳の成長が止まっていることを発見し、研究結果をまとめた学術論文を一流誌に発表、日本で記者会見も開きました。しかし、新聞もテレビも、通信事業者や通信機器メーカーから広告費をもらっているからか情報封鎖され、まったく取り上げてくれなかったのです。
コロナ対策で「その対策にエビデンスはあるのか!」と盛んに政府を批判しているマスコミが、なぜ、これだけエビデンスの揃っているスマホの危険性については何も言わないのか。資本主義の恐ろしい一面を見ているようです。
――――――――――
少々長くなりましたが、以上のような内容の記事です。本当に恐ろしいことです。15年以上前に言われていたゲーム脳のときと同じか、スマホがもっと一般化していることを考えると、それ以上に恐ろしいことです。
今回は、長くなってしまいましたので、次に、塾の現場から見た子供達の様子や学校のやり方について私見を述べたいと思います。
ちなみに、私は、アンデシュ・ハンセン氏の著書「スマホ脳」(新潮新書)を買いました。その本の表紙のタイトルを見ただけでも恐ろしくなります。
私は、興塾の保護者の方全員に、川島隆太先生の記事を渡し、子供達には、授業の時に、スマホ脳について話をしました。スティーブ・ジョブズも、ビル・ゲイツも、我が子にはスマホを与えなかったという事実。全てを物語っていると思います。

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ここのところ、塾の年度がわりで入塾希望の保護者の方や、子供達との面談が続いたり、春期講習の準備や、次のテストに向けてのプリント作り等、意識を使うことが多く、このブログを書いている時間がありませんでした。
ほぼ2週間ぶりなのですが、私のブログを楽しみにして、追っかけてくれる人もいる、ということをチラホラ耳にすることも増えているので、忙しいですが、がんばって書きます。
ところで興塾では、かなり前より、子供達にゲームやLINEはしないように指導してきました。子供達の成長は環境によります。興塾の子供達は、まわりの子供がゲーム等はほとんどしないという環境にいますので、ゲームやLINEにハマる子はいません。
ゲームやLINEを禁止する一番の理由は、心の問題なのですが、誰でも分かるもう一つの理由は、肉体的な脳へのダメージ、脳が成長しないということです。
子供達は、大人とは違います。20才を過ぎるまで脳は生まれたばかりの時に比べて成長をし、脳神経のネットワークがつくられていきます。ゲームをやり過ぎると「ゲーム脳」になり、脳の成長が止まるという事は、15年以上前から指摘されていました。実際に、ゲーム脳の高校生の脳は、MRIで見ると、スカスカです。
塾では、ゲームをやることは、毎日、お酒を飲んでいることと同じだと、子供達に話します。未成年に飲酒が禁止され、法律まである、ということは、害毒だからです。
何故、ゲームを規制しないのか。親がゲームを子供がやっているのを黙認するのが不思議でした。そして、ゲームと同じように、スマホが子供達の脳を破壊しているという調査、研究が進んでいます。
そこで今回は、「月間Hanada 2021年4月号」に掲載された、東北大学加齢医学研究所所長の川島隆太先生の記事を引用させて頂きたいと思います。全文の掲載は無理なので、途中、省略させて頂きます。
(全文を知りたい方は、月間Hanadaを買って読んでみて下さい。恐ろしいです。)
――――――――――
いま、スマホの有害性を指摘した、「スマホ脳」(アンデシュ・ハンセン 著、久山葉子 訳、新潮新書)がベストセラーになっています。(先生は)東北大学加齢医学研究所で脳の研究をしており、2013年から仙台市教育委員会と共同で、毎年、仙台市立小・中学生、高校生約7万人対象に、(中略)スマホが子供に及ぼす影響について調べてきました。その結果から分かったのは、スマホによって子供の脳が破壊されているという恐ろしい事実でした。
(中略)(先ほどの「スマホ脳」という本の中でも)われわれの調査を土台にしたのではないかというくらい、同じ問題が指摘されています。(中略)われわれの調査でも「一日一時間以上スマホを使うと子供の学力が下がる」ことが分かっています。
(中略)最初の問題では睡眠不足や、スマホ使用による学習時間の短縮が学力低下の原因ではないかと疑いました。しかし、調査を進めると、どちらも違いました。十分睡眠をとっていようが、家庭学習をしっかりやっていようが、スマホの使用時間が増えれば増えるだけ、成績が下がっていったのです。
(中略)ことに、数学は、下がり方が著しく、自宅で2時間以上勉強するグループであっても、使用時間が1時間増えていくごとに平均点が約5点下がっていました。
(中略)スマホ依存が深刻な子供は回復に時間がかかるようです。
(中略)なぜ、これだけスマホが学力に影響を与えるのか。考えられるのが、メディア・マルチタスキングによる集中力の低下です。メディア・マルチタスキングとは、テレビやパソコン、スマホなど複数のメディア機器を同時に使用することを指し、最近では、スマホの中に入っているアプリを複数切り替えて使うことも、この定義に入るでしょう。スマホを使用すると、SNSをやりながらテレビを観たり、Youtubeを観ながらネットサーフィンをしたりとマルチタスクに陥りやすい。
(中略)人間の脳は基本的に一つのことしかできません。マルチタスクが人間にとって有害であることは、さまざまな論文で立証されています。
(中略)スマホは1時間未満であれば平均点は上がりますが(1時間未満の使用で抑えることができるということは、時間を自分でマネジメントする能力があったと考えられます)、「LINE」に関しては、1時間未満でも影響が見られました。30分でも使えば、各教科の平均点が下がっていくのです。なぜ「LINE」が1時間未満の使用でも影響が出たのか。「LINE」は誰かとメッセージをやりとりしながら、何か別のことをしやすい、つまりマルチタスキングしやすいのです。しかも「LINE」の場合、メールのように1対1ではなく、大勢と同時にやりとりすることも多いため、ひっきりなしに通知が来ます。結果、「LINE」が気になってしまい、勉強の集中力や注意力を低下させることが考えられます。「スマホ脳」では、これまで年々上がっていた北欧でのIQが下がっていると指摘しています。
(中略)理由について、学校が昔より緩くなり、20~30年前ほど読書が推奨されなくなった可能性を示唆(中略)読書が脳の発達によいことは、われわれの調査でもわかっています。
(中略)実際MRIで3年間の脳の発達を読書習慣の有無で比較すると、前頭前野などの発達に大きく差があったのです。
(中略)前頭葉や頭頂葉、側頭葉、小脳などかなり広範囲な領域で大脳皮質(知覚、思考、推理、記憶など、脳の高次機能を司る部分)の体積があまり増加していなかったのです。それだけではありません。脳の奥に張り巡らされている神経線維(情報を送る電話線のようなもの)もあまり増加していない。
(中略)仙台市の小学3、4年でスマホを持っている子は約6割おり、そのうち1時間以上使用している子たちは、どれだけ勉強しても、適切な睡眠をとっても、平均点を超えませんでした。
(中略)このままスマホ社会が進めば、自分で物事を思考できない人間が大量に生まれてくるのではないか。そして、1時間未満しかスマホを使わない1割が、9割の人々を支配する、そんな極端な「格差社会」が訪れるのではないか、と危惧しています。
(中略)これだけ有害なスマホ。しかし日本政府は禁止するどころか「スマホ」を積極的に教育に取り入れようとしています。「GIGAスクール構想」です。これは、教員の負担減や教育格差の是正を目的とし、各家庭にネット環境を整備、子供達に端末を配って、オンライン上で教育しようというもの。配布される端末の多くはタブレットタイプで、できることはスマホと同じです。子供達に「大きなスマホ」を与えるようなもので、このタブレット端末が「スマホ脳」の扉を開けてしまうのではないかと、大きな危惧を抱いています。
(中略)幼い時期からのタブレット端末の使用について「スマホ脳」では、こう批判しています。
<カロリンスカ医科大学付属病院小児科のヒューゴ・ラーゲルクランツ教授は長年、子供の脳の発達を研究してきた。彼は、タブレット端末が発達を助けるというアイデアには批判的で、むしろ、小さい子供の場合は発達が遅れる可能性もあるという。皆がキーボードを使う今、手で書いたり、きれいな字を書く練習をするなんて何の意味もないように思えるかもしれない。(しかし)手で、つまり紙とペンで書くという運動機能が、文字を読む能力とも深く関わっているのが示されている。米国の小児科医のグループも、普通に遊ぶ代わりにタブレット端末やスマホを長時間使っている子供は、のちのち算数や理論科目を学ぶために必要な運動技能を習得できないと警告している。>
(中略)日本政府には、いますぐにでも、18歳未満の子供のスマホ所持を禁止する法案を作ってもらいたい。あるいは、子供がスマホを持つ場合、1時間以上使用したら、強制的に電話、メール以外の機能をシャットアウトするソフトウェアの導入などを、スマホ社会に義務化するべきです。
(中略)スマホを1時間以内で抑えることができている子たちには、ある共通点がありました。自分はスマホが好きで、ついつい使いすぎてしまうことを「自覚」していたのです。その子たちは、勉強するときや寝るときは、スマホを居間において、物理的に触れないように遠ざけていました。
(中略)より多くの子供達に、スマホの危険性を周知させるためには、マスコミの力が必要です。残念ながら、それは期待できません。
われわれは、2018年、スマホで子どもの脳の成長が止まっていることを発見し、研究結果をまとめた学術論文を一流誌に発表、日本で記者会見も開きました。しかし、新聞もテレビも、通信事業者や通信機器メーカーから広告費をもらっているからか情報封鎖され、まったく取り上げてくれなかったのです。
コロナ対策で「その対策にエビデンスはあるのか!」と盛んに政府を批判しているマスコミが、なぜ、これだけエビデンスの揃っているスマホの危険性については何も言わないのか。資本主義の恐ろしい一面を見ているようです。
――――――――――
少々長くなりましたが、以上のような内容の記事です。本当に恐ろしいことです。15年以上前に言われていたゲーム脳のときと同じか、スマホがもっと一般化していることを考えると、それ以上に恐ろしいことです。
今回は、長くなってしまいましたので、次に、塾の現場から見た子供達の様子や学校のやり方について私見を述べたいと思います。
ちなみに、私は、アンデシュ・ハンセン氏の著書「スマホ脳」(新潮新書)を買いました。その本の表紙のタイトルを見ただけでも恐ろしくなります。
私は、興塾の保護者の方全員に、川島隆太先生の記事を渡し、子供達には、授業の時に、スマホ脳について話をしました。スティーブ・ジョブズも、ビル・ゲイツも、我が子にはスマホを与えなかったという事実。全てを物語っていると思います。

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Posted by ケンゾー先生 at 16:00
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