2021年04月17日
言葉と教育
こんにちは。
中学受験・高校受験・大学受験・個別指導・小論文対策なら興塾
です。
4月も半ばになり、入学、進級した子供達も、少しずつ新しい環境になじんでくると思います。興塾でも、私立の新中1の子供達が、それぞれの制服を着て、塾に通ってくる姿をみると、ほのぼの
と、嬉しく
なります。
ちょっと前までは小学生だった子供が、ちょっと大人になっていくようで、がんばれ!と心の中で叫んでいます。子供達には「おっ、その制服似合うね!」と声をかけています。子供達に対する声のかけ方も大切です。
私は、絶対に、子供達に、「かわいいね」とか「えらいね」とは言いません。親は、自分の子供に「かわいいね」「えらいね」と、よく言うと思いますが、使わない方がいいです。
赤ちゃんや、小さい子は可愛いに決まっています。何故なら、赤ちゃんは、調和のために生まれてくるのであり、大人のように、怒り、グチ、足ることを知らぬ欲望の、心の三毒に染まっていないからです。
このブログをご覧になっている皆様方も、かつてはそうだったのです。思い返してみるといいです。
小さい時から、かわいい、かわいいと言われて育つと、その言葉が心に入ります。子供心に、私は可愛い子で、良い子なんだ、と思うようになります。ところが幼稚園に入り、集団生活になると、先生方や友達等、まわりから「かわいい」と言われなくなります。
そうすると、何故、かわいいと言ってくれないの、と不満を持ち、怒りと憎しみを持つと同時に、私は、かわいくないのかな、と不安感と劣等感を持ち、疑心暗鬼の心を持ちます。そして、かわいい、と言われるよう、世間体を身につけ、ぶりっ子になります。
ですから、子供に、かわいいね、と言わない事です。今は、大人でも、特に女の子は、何でも「これ、かわいい」と言います。感情や感性に乏しく、細やかさのない言葉だと思います。何も考えていない子で、うわべだけの人だと思ってしまいます。
また、「えらい」とか「頭がいい」という言葉も使わない方がいいと思います。そのように言われれば、その子供は、自分は、えらい、頭がいい人間だと思い込みます。世界一頭がいいわけではありません。(世界一頭がよくても、えらい、と思ってはいけませんが、)みんな、大したことはないのです。
えらい、頭がいいと思い込めば、その人は増上慢になり、差別感をもつようになります。増上慢で人をバカにするような人は、嫌われ、まわりが遠ざかっていって、一人になります。
哀れな末路です。私も、ものすごく気をつけています。
「かわいいね」とか「えらいね」ではなく、「似合ってるね」とか「がんばった。努力が立派」とか「心がいいね」とか言うべきです。
一つ一つ、その場、その場で、適切な言葉をかける、毎日の生活が大切で、それが子供に対するしつけ、教育になります。
生まれたばかりの赤ちゃんは、日本語が分かりません。まわりからの言葉で覚えていき、それが、その子の心の中に積み重なって、その子の心、クセ、想い方、考え方になります。
環境、教育が思想となり、習慣となっていきます。良き想念をもてるよう、まわりの大人は気をつけなければなりません。本やテレビにしても、悪どい言葉が使われるものは、身の回りから遠ざけるべきです。
そのような訳で、興塾では、勉強はもちろん、それ以外のしつけ、教育についても、精一杯の努力をして、子供達に接しています。
興塾は、4月5日~10日の1週間は休館でした。その間も、問い合わせの連絡がいくつか入っていました。その後、何人かの保護者の方と面談をしましたが、子供も保護者の方も、私と会って安心されたようです。今まで聞けなかったような事が聞けたと思います。
進学、進級した子供達、義務と責任を果たせる大人になるよう、がんばって欲しいです。努力するのは本人ですが、私達も、その努力の手助けができれば、と思います。
先日、中3生に、川の水は流れを止めれば、よどんで、濁って、腐る。エネルギーの停止はない。人間も、現状でいいと思ったら落ちる。いつも向上心を持ち続け、努力するべき、と話しました。私も、そのようにしたいと思っています。
努力する人としない人、どちらかです。そして、その結果は、すべて自分に返ってくるものですし、全て、己の責任です。ああだ、こうだ、言わず、やりましょう。
お問い合わせはお電話で
0545-62-6755

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4月も半ばになり、入学、進級した子供達も、少しずつ新しい環境になじんでくると思います。興塾でも、私立の新中1の子供達が、それぞれの制服を着て、塾に通ってくる姿をみると、ほのぼの


ちょっと前までは小学生だった子供が、ちょっと大人になっていくようで、がんばれ!と心の中で叫んでいます。子供達には「おっ、その制服似合うね!」と声をかけています。子供達に対する声のかけ方も大切です。
私は、絶対に、子供達に、「かわいいね」とか「えらいね」とは言いません。親は、自分の子供に「かわいいね」「えらいね」と、よく言うと思いますが、使わない方がいいです。
赤ちゃんや、小さい子は可愛いに決まっています。何故なら、赤ちゃんは、調和のために生まれてくるのであり、大人のように、怒り、グチ、足ることを知らぬ欲望の、心の三毒に染まっていないからです。
このブログをご覧になっている皆様方も、かつてはそうだったのです。思い返してみるといいです。
小さい時から、かわいい、かわいいと言われて育つと、その言葉が心に入ります。子供心に、私は可愛い子で、良い子なんだ、と思うようになります。ところが幼稚園に入り、集団生活になると、先生方や友達等、まわりから「かわいい」と言われなくなります。
そうすると、何故、かわいいと言ってくれないの、と不満を持ち、怒りと憎しみを持つと同時に、私は、かわいくないのかな、と不安感と劣等感を持ち、疑心暗鬼の心を持ちます。そして、かわいい、と言われるよう、世間体を身につけ、ぶりっ子になります。
ですから、子供に、かわいいね、と言わない事です。今は、大人でも、特に女の子は、何でも「これ、かわいい」と言います。感情や感性に乏しく、細やかさのない言葉だと思います。何も考えていない子で、うわべだけの人だと思ってしまいます。
また、「えらい」とか「頭がいい」という言葉も使わない方がいいと思います。そのように言われれば、その子供は、自分は、えらい、頭がいい人間だと思い込みます。世界一頭がいいわけではありません。(世界一頭がよくても、えらい、と思ってはいけませんが、)みんな、大したことはないのです。
えらい、頭がいいと思い込めば、その人は増上慢になり、差別感をもつようになります。増上慢で人をバカにするような人は、嫌われ、まわりが遠ざかっていって、一人になります。
哀れな末路です。私も、ものすごく気をつけています。
「かわいいね」とか「えらいね」ではなく、「似合ってるね」とか「がんばった。努力が立派」とか「心がいいね」とか言うべきです。
一つ一つ、その場、その場で、適切な言葉をかける、毎日の生活が大切で、それが子供に対するしつけ、教育になります。
生まれたばかりの赤ちゃんは、日本語が分かりません。まわりからの言葉で覚えていき、それが、その子の心の中に積み重なって、その子の心、クセ、想い方、考え方になります。
環境、教育が思想となり、習慣となっていきます。良き想念をもてるよう、まわりの大人は気をつけなければなりません。本やテレビにしても、悪どい言葉が使われるものは、身の回りから遠ざけるべきです。
そのような訳で、興塾では、勉強はもちろん、それ以外のしつけ、教育についても、精一杯の努力をして、子供達に接しています。
興塾は、4月5日~10日の1週間は休館でした。その間も、問い合わせの連絡がいくつか入っていました。その後、何人かの保護者の方と面談をしましたが、子供も保護者の方も、私と会って安心されたようです。今まで聞けなかったような事が聞けたと思います。
進学、進級した子供達、義務と責任を果たせる大人になるよう、がんばって欲しいです。努力するのは本人ですが、私達も、その努力の手助けができれば、と思います。
先日、中3生に、川の水は流れを止めれば、よどんで、濁って、腐る。エネルギーの停止はない。人間も、現状でいいと思ったら落ちる。いつも向上心を持ち続け、努力するべき、と話しました。私も、そのようにしたいと思っています。
努力する人としない人、どちらかです。そして、その結果は、すべて自分に返ってくるものですし、全て、己の責任です。ああだ、こうだ、言わず、やりましょう。
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Posted by ケンゾー先生 at 14:00
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