2021年10月01日
教育と大自然
こんにちは。
中学受験・高校受験・大学受験・個別指導・小論文対策なら興塾
です。
9月から10月に入る今日この頃で、秋が少しずつ深まっていく気配を感じます。秋は、日本では台風のシーズンですが、台風というと、報道機関も、ふつうの人々も、目のかたきのように、悪者扱いをし、やっかい者のように扱います。
人間は、準備をして、台風の被害から身を守らなければなりませんが、台風は、大自然の一部であり、大自然の中に、不必要なものはありません。台風は、海水を循環させ、海水温を平らにし、空気中のちりを払い大気を清浄にし、雨をもたらす存在であり、地球の大掃除をしているのです。
私は、先日、中3の子供達に、台風は、地球の大掃除をしてくれているのだから、有難う、と感謝した方がいい、と教えました。
台風も大自然の一部であり、大自然の中で人間は暮らしています。台風も一つの大きなエネルギーですので、偶然なるものではありません。台風に対する感謝の念は、台風の進路や勢力にも影響を与え、その地域に対する被害等も軽減されるはずです。
現に、台風14号は、日本列島を縦断して、大きな被害になるんじゃないかと、TV等では、さかんに、不安をあおっていましたが、静岡県や富士市に来る頃には、温帯低気圧に変わり、ほどよく、大気をきれいにしてくれて、次の日は、台風一過の澄んだ秋晴れでした。
高橋信次先生は、人間は、晴れれば晴れたで文句を言い、雨が続けば雨だと文句を言い、大自然に感謝の心がない、とおっしゃっています。
人間が存在できる為の大前提である大自然にすら感謝の想いがなければ、当然、日々の生活の中での感謝の想いを持つことが少ないと思います。
立場はどうあれ、お互いに感謝の想いをもって暮らすよう心がければ、夫婦、親子の関係も、もっと上手くいくと思いますし、家族の秩序、調和も保たれると思います。
自分さえよければいい、という心が出ると、感謝の想いも湧いてきません。人の心にも大自然の法則と同じように、循環の法、作用・反作用の法則が働いています。自分のまいた種は自分で刈り取らなければならないのです。自分のまいた種とは、自分が想った事、行った事です。
私は、仕事柄、いろいろな学校の説明会の様子をみたり、聞いたり、パンフレット等をよく見ますが、本質を見抜く、人間性を磨く、人間性を育てる、時代が求める力をつける、情操教育をする等と、よく聞きます。どこの学校も、標語はちがっても言っている事は同じです。
それ自体はまちがっていません。インターネットが発達し、他の国々とのつながりが増え、相互依存の関係が深まっている現代では、英語教育の重要性や、プログラミングの必要性や、視野を世界に向ける必要性は、例えば、江戸時代に比べれば大きくなっていて、その為の知識を子供に教える必要性は高くなっているのですが、形だけ、環境や行事を整えても、すぐには、人間性や本質を見抜く力や時代が求める力は、つきません。
公立中学・高校に比べれば、私立中学・高校は、子供達に、良い環境を提供しようとしています。公立より私立の方がいいかもしれません。ただ、それだからといって、私立出身の生徒の方が人間性が豊かで、時代が求めている人材か、というと、そんな訳ではありません。
根本的には、それを受け取る子供達の資質によりますし、それは、個々の家庭環境、特に両親のしつけ、教育のあり方によります。
学校で、たまに、行事をやったり、講演をしても、本質を見抜く力や時代が求める力等、つきません。日々の生活の中で、日常的に、継続的に、教え続けなければ身につかないと思います。
人は何の為に生まれて死ぬか、という根源的な、何故を考えなければ分かりません。人の為に何をしたか、が大切で、秩序と調和を目的として人は生まれるのです。秩序と調和を、ふだんの子供達の生活の中で出てくる言動、行為を通して教えなければなりませんし、秩序と調和は、感謝と報恩の行為の中から生まれます。
自己保存、自我我欲から出てくる怒り、グチ、足ることを知らぬ欲望の心の三毒を持たない努力をして、素直に生きれば、物事の本質は見えてきますし、人間性も向上しますし、今の時代に何が必要かも分かってきますし、自分の役割も分かってきます。
美辞麗句を並べ、キャッチフレーズだけを立派にしても、何も育ちません。えこひいきするような教師が、子供に、人間性を教えることなど、できません。
戦後、子供の人権、自由を言いすぎました。自由をつきつめて、個人が一人一人自由を言いはったら、混沌とするだけです。秩序と調和を実現する為の自由です。義務と責任を果たした上での人権です。
立派な建前だけのタイトルを言う前に、毎日の生活の中で、子供達に、それを教えるべきで、まず教師が、自分の心、想い方を見直すべきです。
戦前の修身は、表面的な理由づけで、批判的な事を言う人がいますが、自分の主義主張に合わせる為、都合よく曲解しているだけです。
私は、戦前の修身を、そのまま復活させろ、というのではありません。人権教育をする前に、義務と責任、道徳をもっと教えるべきです。時代が変わっても、大自然の真理、法則は変わらないのです。人が為すべき事も変わらないのです。
学校がやるべきことはたくさんあります。ただ、いかにも時代の先端をいくようなことをするのが先進的で、いい学校のように錯覚している先生方が多すぎます。
例えば、オンライン授業等をすすめるべきではありません。あくまで、補助的なものです。子供達に、紙の本を毎日15分でも読書させた方がいいのです。
時代が人をつくるのではなく、人が時代をつくるのです。三次元的な目の前の物にふりまわされて生きることをやめない限り、物事の本質は分かりません。
保護者の方も、各学校のパンフレットやほんの少しの体験、見学だけでは、その学校のことは分からないので、気をつけた方がいいと思います。相対的ではありますが、志望校以外の学校もみて比べると、多少は、志望校のことも分かりますし、校長の様子をみることです。志望校が決まっていても、他の学校もみて下さい。分からなければ、興塾に御相談に来てみて下さい。
保護者の方も、学校の先生方も、もっと謙虚になって、素直になって空を見上げて、大自然の想いを考えてみるべきです。
お問い合わせはお電話で
0545-62-6755

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9月から10月に入る今日この頃で、秋が少しずつ深まっていく気配を感じます。秋は、日本では台風のシーズンですが、台風というと、報道機関も、ふつうの人々も、目のかたきのように、悪者扱いをし、やっかい者のように扱います。
人間は、準備をして、台風の被害から身を守らなければなりませんが、台風は、大自然の一部であり、大自然の中に、不必要なものはありません。台風は、海水を循環させ、海水温を平らにし、空気中のちりを払い大気を清浄にし、雨をもたらす存在であり、地球の大掃除をしているのです。
私は、先日、中3の子供達に、台風は、地球の大掃除をしてくれているのだから、有難う、と感謝した方がいい、と教えました。
台風も大自然の一部であり、大自然の中で人間は暮らしています。台風も一つの大きなエネルギーですので、偶然なるものではありません。台風に対する感謝の念は、台風の進路や勢力にも影響を与え、その地域に対する被害等も軽減されるはずです。
現に、台風14号は、日本列島を縦断して、大きな被害になるんじゃないかと、TV等では、さかんに、不安をあおっていましたが、静岡県や富士市に来る頃には、温帯低気圧に変わり、ほどよく、大気をきれいにしてくれて、次の日は、台風一過の澄んだ秋晴れでした。
高橋信次先生は、人間は、晴れれば晴れたで文句を言い、雨が続けば雨だと文句を言い、大自然に感謝の心がない、とおっしゃっています。
人間が存在できる為の大前提である大自然にすら感謝の想いがなければ、当然、日々の生活の中での感謝の想いを持つことが少ないと思います。
立場はどうあれ、お互いに感謝の想いをもって暮らすよう心がければ、夫婦、親子の関係も、もっと上手くいくと思いますし、家族の秩序、調和も保たれると思います。
自分さえよければいい、という心が出ると、感謝の想いも湧いてきません。人の心にも大自然の法則と同じように、循環の法、作用・反作用の法則が働いています。自分のまいた種は自分で刈り取らなければならないのです。自分のまいた種とは、自分が想った事、行った事です。
私は、仕事柄、いろいろな学校の説明会の様子をみたり、聞いたり、パンフレット等をよく見ますが、本質を見抜く、人間性を磨く、人間性を育てる、時代が求める力をつける、情操教育をする等と、よく聞きます。どこの学校も、標語はちがっても言っている事は同じです。
それ自体はまちがっていません。インターネットが発達し、他の国々とのつながりが増え、相互依存の関係が深まっている現代では、英語教育の重要性や、プログラミングの必要性や、視野を世界に向ける必要性は、例えば、江戸時代に比べれば大きくなっていて、その為の知識を子供に教える必要性は高くなっているのですが、形だけ、環境や行事を整えても、すぐには、人間性や本質を見抜く力や時代が求める力は、つきません。
公立中学・高校に比べれば、私立中学・高校は、子供達に、良い環境を提供しようとしています。公立より私立の方がいいかもしれません。ただ、それだからといって、私立出身の生徒の方が人間性が豊かで、時代が求めている人材か、というと、そんな訳ではありません。
根本的には、それを受け取る子供達の資質によりますし、それは、個々の家庭環境、特に両親のしつけ、教育のあり方によります。
学校で、たまに、行事をやったり、講演をしても、本質を見抜く力や時代が求める力等、つきません。日々の生活の中で、日常的に、継続的に、教え続けなければ身につかないと思います。
人は何の為に生まれて死ぬか、という根源的な、何故を考えなければ分かりません。人の為に何をしたか、が大切で、秩序と調和を目的として人は生まれるのです。秩序と調和を、ふだんの子供達の生活の中で出てくる言動、行為を通して教えなければなりませんし、秩序と調和は、感謝と報恩の行為の中から生まれます。
自己保存、自我我欲から出てくる怒り、グチ、足ることを知らぬ欲望の心の三毒を持たない努力をして、素直に生きれば、物事の本質は見えてきますし、人間性も向上しますし、今の時代に何が必要かも分かってきますし、自分の役割も分かってきます。
美辞麗句を並べ、キャッチフレーズだけを立派にしても、何も育ちません。えこひいきするような教師が、子供に、人間性を教えることなど、できません。
戦後、子供の人権、自由を言いすぎました。自由をつきつめて、個人が一人一人自由を言いはったら、混沌とするだけです。秩序と調和を実現する為の自由です。義務と責任を果たした上での人権です。
立派な建前だけのタイトルを言う前に、毎日の生活の中で、子供達に、それを教えるべきで、まず教師が、自分の心、想い方を見直すべきです。
戦前の修身は、表面的な理由づけで、批判的な事を言う人がいますが、自分の主義主張に合わせる為、都合よく曲解しているだけです。
私は、戦前の修身を、そのまま復活させろ、というのではありません。人権教育をする前に、義務と責任、道徳をもっと教えるべきです。時代が変わっても、大自然の真理、法則は変わらないのです。人が為すべき事も変わらないのです。
学校がやるべきことはたくさんあります。ただ、いかにも時代の先端をいくようなことをするのが先進的で、いい学校のように錯覚している先生方が多すぎます。
例えば、オンライン授業等をすすめるべきではありません。あくまで、補助的なものです。子供達に、紙の本を毎日15分でも読書させた方がいいのです。
時代が人をつくるのではなく、人が時代をつくるのです。三次元的な目の前の物にふりまわされて生きることをやめない限り、物事の本質は分かりません。
保護者の方も、各学校のパンフレットやほんの少しの体験、見学だけでは、その学校のことは分からないので、気をつけた方がいいと思います。相対的ではありますが、志望校以外の学校もみて比べると、多少は、志望校のことも分かりますし、校長の様子をみることです。志望校が決まっていても、他の学校もみて下さい。分からなければ、興塾に御相談に来てみて下さい。
保護者の方も、学校の先生方も、もっと謙虚になって、素直になって空を見上げて、大自然の想いを考えてみるべきです。
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Posted by ケンゾー先生 at 14:00
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