2023年05月30日
中学・高校受験と大学合格者数
こんにちは。
中学受験・高校受験・大学受験・個別指導・小論文対策なら興塾
です。
5月も終わり、6月になろうとしています。そろそろ梅雨の季節になります。春から夏への変わり目の頃となります。
日本では、田植えが始まり、水田に水が張られ、水が必要となる時に、ちょうど梅雨となり、恵みの雨となります。
人は、自分の都合でお天気に文句を言います。それは自己中心的な想い方である、という事を、よくよく考えてみるべきです。
大自然は、本来、調和しているものです。動物と植物との酸素、二酸化炭素の循環を考えただけでも、そこに人智を超えた不思議さと、意図、意思、意識を感じます。ただの偶然でできるものではありません。大自然は、余りにも精妙にできています。すべてが相互依存の中で、調和されています。
人も、大自然の中で生きているのですから、お互いに助け合って調和をするのは当然ですし、大自然は、人にそのことを示しています。
お天気に文句を言うのはやめて、感謝をして暮らすべきですし、お天気に毎日感謝をして暮らせる人は、人に対しても、感謝のできる人になると思います。
一番大切なものは、想い方、心です。目の前の結果のみにふられて、即物的に生きると、物事の本質が見えません。即物的に生きると、地位、名誉、財産にふられ、いつも、不平、不満が残り、安心して暮らせません。足ることを知った生活が大事ですし、いつも、それを心がけて毎日を暮らすべきです。
心が安心していることが幸せです。
子供にも、このような事を教育しなければいけませんが、なかなか、できていないと思います。保護者の方も、学校のの先生方も、根本的に考え直すべきだと思います。
ところで、過日、富士見中学校・高等学校の副校長である望月先生が、塾に来られました。今まで、富士見中学は、定員60人に対して、毎年20人位の入学者しかなく、ずっと定員割れが続いていました。そのような状況の中で、来年度から、富士見中学の募集を停止する、という事でした。
停止なので、廃止ではないので、復活する可能性もあると思いますが、とにかく、来年度は募集はない、という事です。それと同時に、高校の特進クラスに力を入れる、との事でした。
富士見中学が募集を停止する、ということは、ちょっと、淋しい気持ちです。富士見中学の募集が停止された理由は、いろいろあります。大体、見当がつくのですが、それは述べません。
富士見高校が特進クラスに力を入れることは良い事だと思いますし、富士見の特進クラスは、ある意味、魅力的かもしれません。
望月先生にも、大ざっぱですが、私なりの意見をお話しさせて頂きました。
高校は、県立、私立を問わず、大学の合格者を売りにして、保護者の方も、それに目を奪われがちですが、大学の合格者数は、余り、あてにならない、という事を知っておいた方がいいと思います。
学校のレベル、質、教諭の質と、大学の合格者数は、必ずしも比例しません。入学してきた時の学力を、高校卒業時までに、どれだけ伸ばせてやったか、という事は、大学の合格者数には、全く、表れていません。
小さい時から優秀で、勉強が好きな子が、難関大学に進学できたとしても、学校や塾の力とは言い切れません。
また、生徒の人数(母体)が多ければ、合格者数は多くなります。例えば、1学年100人の学校と、500人の学校では、当然、1学年500人の学校の方が合格者数は多くなります。
さらに、私立大学の合格者数は、一人の生徒が何校も受験できますので、水増しになっています。ひどい高校は、生徒に強制的に受験させて、私立大学の合格者数を増やしています。
望月先生のお話によると、富士見高校では、そこまではやっていないようです。割と良心的だと思います。
また、医学部等の受験生、生徒を、塾に預けている学校もあります。
(塾と提携する事は、悪い事ではありませんが、学校だけの力ではない、という事です。)
このように、高校の大学合格者数は、高校の質と比例しません。
大学の合格者数で、その高校に進学している子供のある程度の学力、偏差値はわかりますが、それは、高校の質がいい、というわけではなく、その高校に在籍している生徒の学力の質が良いという事です。
保護者の方も、大学の合格者数だけにとらわれないで、お子様に合った学校を選んで下さい。興塾では、そのような事も含め、進路指導をしています。疑問があったら、相談してみて下さい。
また、私立中学では、これから、見学会や説明会が何回か開かれますが、一度ではなく、できるだけ多く行ってみて下さい。お子様の為に、です。
お問い合わせはお電話で
0545-62-6755

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5月も終わり、6月になろうとしています。そろそろ梅雨の季節になります。春から夏への変わり目の頃となります。
日本では、田植えが始まり、水田に水が張られ、水が必要となる時に、ちょうど梅雨となり、恵みの雨となります。
人は、自分の都合でお天気に文句を言います。それは自己中心的な想い方である、という事を、よくよく考えてみるべきです。
大自然は、本来、調和しているものです。動物と植物との酸素、二酸化炭素の循環を考えただけでも、そこに人智を超えた不思議さと、意図、意思、意識を感じます。ただの偶然でできるものではありません。大自然は、余りにも精妙にできています。すべてが相互依存の中で、調和されています。
人も、大自然の中で生きているのですから、お互いに助け合って調和をするのは当然ですし、大自然は、人にそのことを示しています。
お天気に文句を言うのはやめて、感謝をして暮らすべきですし、お天気に毎日感謝をして暮らせる人は、人に対しても、感謝のできる人になると思います。
一番大切なものは、想い方、心です。目の前の結果のみにふられて、即物的に生きると、物事の本質が見えません。即物的に生きると、地位、名誉、財産にふられ、いつも、不平、不満が残り、安心して暮らせません。足ることを知った生活が大事ですし、いつも、それを心がけて毎日を暮らすべきです。
心が安心していることが幸せです。
子供にも、このような事を教育しなければいけませんが、なかなか、できていないと思います。保護者の方も、学校のの先生方も、根本的に考え直すべきだと思います。
ところで、過日、富士見中学校・高等学校の副校長である望月先生が、塾に来られました。今まで、富士見中学は、定員60人に対して、毎年20人位の入学者しかなく、ずっと定員割れが続いていました。そのような状況の中で、来年度から、富士見中学の募集を停止する、という事でした。
停止なので、廃止ではないので、復活する可能性もあると思いますが、とにかく、来年度は募集はない、という事です。それと同時に、高校の特進クラスに力を入れる、との事でした。
富士見中学が募集を停止する、ということは、ちょっと、淋しい気持ちです。富士見中学の募集が停止された理由は、いろいろあります。大体、見当がつくのですが、それは述べません。
富士見高校が特進クラスに力を入れることは良い事だと思いますし、富士見の特進クラスは、ある意味、魅力的かもしれません。
望月先生にも、大ざっぱですが、私なりの意見をお話しさせて頂きました。
高校は、県立、私立を問わず、大学の合格者を売りにして、保護者の方も、それに目を奪われがちですが、大学の合格者数は、余り、あてにならない、という事を知っておいた方がいいと思います。
学校のレベル、質、教諭の質と、大学の合格者数は、必ずしも比例しません。入学してきた時の学力を、高校卒業時までに、どれだけ伸ばせてやったか、という事は、大学の合格者数には、全く、表れていません。
小さい時から優秀で、勉強が好きな子が、難関大学に進学できたとしても、学校や塾の力とは言い切れません。
また、生徒の人数(母体)が多ければ、合格者数は多くなります。例えば、1学年100人の学校と、500人の学校では、当然、1学年500人の学校の方が合格者数は多くなります。
さらに、私立大学の合格者数は、一人の生徒が何校も受験できますので、水増しになっています。ひどい高校は、生徒に強制的に受験させて、私立大学の合格者数を増やしています。
望月先生のお話によると、富士見高校では、そこまではやっていないようです。割と良心的だと思います。
また、医学部等の受験生、生徒を、塾に預けている学校もあります。
(塾と提携する事は、悪い事ではありませんが、学校だけの力ではない、という事です。)
このように、高校の大学合格者数は、高校の質と比例しません。
大学の合格者数で、その高校に進学している子供のある程度の学力、偏差値はわかりますが、それは、高校の質がいい、というわけではなく、その高校に在籍している生徒の学力の質が良いという事です。
保護者の方も、大学の合格者数だけにとらわれないで、お子様に合った学校を選んで下さい。興塾では、そのような事も含め、進路指導をしています。疑問があったら、相談してみて下さい。
また、私立中学では、これから、見学会や説明会が何回か開かれますが、一度ではなく、できるだけ多く行ってみて下さい。お子様の為に、です。
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Posted by ケンゾー先生 at 14:00
│教育理念・指導方法│静岡県富士見中学校・高校