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2014年01月29日

「先人の努力を受け継ぐ歓び」の記事を読んで

産経新聞(1/28 朝刊)オピニオンの記事に、とても感動した上記の記事が掲載されていました。

スポーツジャーナリストの増田明美さんの記事で、彼女の祖父は海軍士官で、空母蒼龍や装甲巡洋艦八空に乗っており、

第二次世界大戦で太平洋戦線に赴き、1944年2月マーシャル諸島のクエゼリン島で戦死したそうです。

増田さんのお父さんも当時2歳だったので、祖父の記憶がありません。

でも、増田さんの祖父の部下だったという人から「お父さんに命を救われた」と言う手紙をもらったり、

「感謝しています。」と毎年お歳暮を贈ってくれる戦友がいたりし、

父は、国のために命をかけて戦った祖父を誇りに思って生きてこられたそうです。

そして命は受け継がれ、私(増田さん)や弟が生まれ、またその子が生まれ、家族は続いていくとおっしゃっています。

これは最近の映画「永遠のゼロ」を見てずっと考えていたことだったので、よくわかりました。

さらにロシアのソチで、2/7から冬季五輪が開催され、その日本代表の中でも感動したのは、

ソチ五輪で金メダルに一番近いといわれるスキーの女子ジャンプ代表、高梨紗羅さんの言葉で

「山田いずみさんをはじめ、女子ジャンプを引っ張ってくれた先輩方のおかげで今の私がある」

と先人たちへの感謝を忘れない。

大した17歳だと増田さんはおっしゃっています。

山田いずみさんは、国際スキー連盟公認の国際大会に日本女子選手で初めて出場した、日本女子ジャンプ界のパイオニア的存在ですが、

女子ジャンプはソチ五輪で初めて競技に採用されたので、先輩たちはどんなに頑張っても五輪には出場できなかったそうです。

そんな先人たちに敬意を表する高梨さんの言葉に、増田さんは恥ずかしくなったそうです。

増田さんは10代で陸上界にデビューして、当時「女瀬古」と呼ばれ、マラソン女子五輪の金メダルの期待がかかっていた選手でした。

その彼女が10代で陸上界にデビューした時、

をつくってくださった人見絹枝さんら先人たちをたたえることを忘れていたからだとおっしゃっています。

そして4年間、この日のために心と体と技を磨いてきた選手たちに

「プレッシャーはあるだろう。私[増田さん]はそれに負けてしまったが、道を切り開いてくれた先人たちのことを思えば、受け継ぐ喜びが力になる。」

と、今は分かる

と結んでおられます。


いかがですか。

この記事の内容も素晴らしいですが、それ以上に感動したのは増田さんの人柄です。

それは自分の10代での非を素直に認め、その過ちを若い選手たちに繰り返してほしくない。

その思いからプレッシャーに対する心の持ち方までアドバイスしていることです。

自分もそのようにありたいと思いました。

柿本清美











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Posted by ケンゾー先生 at 12:08 │柿本先生