中学受験 清水南中学入試 出題傾向 2016年度

こんにちは。中学受験、高校受験、大学受験の興塾、塾長の小林です。

今回は前回の続きで、清水南の中学入試についてお話します。
清水南や沼津市立等の
公立中高一貫校の入試問題は、私立の中高一貫校とは全く違います。
極端な話、四谷大塚のテキストのような特別な中学受験の勉強はしなくても、
普段から学校の授業を聞いて、考える力がある優秀な子供なら、小学校の授業の範囲内の知識で問題が解けます。

清水南の中学入試の問題は、
算数・国語(作文、放送問題も含めて)・理科・社会・音楽・技術家庭・その他の環境問題等
の分野に分かれています。

入試問題を一見すると、これらの科目がつながって総合的に出題されているように見えますが、そうではなく各科目は独立していて、つながりはありません。
また、各科目の配点は、去年までは算数の出題数が多く、しかも問題の内容が、いろいろな資料を整理して、短い時間の中で素早く処理しなければならず、大変でした。
ある程度、過去問等を通して練習しなければならない問題が多かったのですが、

今年はかなり傾向が変わり、算数の出題が減り、内容も複雑ではありませんでした。

そのかわり、理科、社会等の出題が増えました。

理科は、小4から小6の内容で日常生活とかかわる問題、社会は小5、小6の常識である県名、歴史が主な内容です。

これらの傾向を考えると、
清水南は普段から生活態度がまじめで、周りと強調出来て、家の手伝いもできて、常識のある子、普通の子
を合格させたいのだと思います。
それはそれで、とっても良いと思います。

清水南は公立なので学費は安いというメリットがあります。
また、授業内容は私立中学に比べれば、授業進度もそれほど速くなく、公立中学に比べてに比べて1か月分進度が速い程度ですし、教科書は、静岡市の公立中学と同じ教科書を使っています。
副教材(テキスト、ワークなど)も数学以外ほぼ公立中学と同じレベルです。
ただ、中間期末テストのレベルは、公立中学と私立中学の中間のような問題です。
公立中学よりはちょっと難しい問題です。
環境は、三保の方で、海に近く、自然に囲まれて良いと思います。
清水南の中等部へ入ったら、清水南の高校部で特進クラスに入れるかがポイントだと思います。
清水南高校の特進クラスは、大体富士校の真ん中くらいのレベルではないかと思います。

以上が清水南についての雑感です。


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